寒い時期に欠かせないのが暖房器具ですが、「電気代が気になる…」という人も多いのではないでしょうか。快適かつ経済的に過ごすためには、暖房器具の使い分けが重要なポイントになります。使い分けのコツを紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

暖房器具の特徴を知って使い分けを

暖房の効率的な使い方を紹介しているのは、大手ホームセンター「カインズ」です。カインズでは「となりのカインズさん」というオウンドメディアにて、さまざまなライフハックを発信しています。

寒さを我慢せず、できるだけ電気代を安くするため、カインズが提案しているのは「状況や場所によって暖房を使い分ける」という方法です。暖房器具にはそれぞれ異なる特徴があり、それらを押さえて使用シーンを決定するとよいでしょう。

暖房器具の種類別特徴について、カインズでは以下のように紹介しています。

・エアコン:省エネ性が高く、部屋全体を長時間暖めるのに向いています。

・床暖房:足元から静かに部屋全体を均一に暖めるのに向いています。

・ファンヒーター:立ち上がりが早く、朝や帰宅時などに短時間で暖めたい時に向いています。

赤外線ヒーター・パネルヒーター:足元などスポット的に自分のまわりを暖めるのに向いています。

・こたつ・電気カーペット:体をダイレクトにしっかり暖めるのに向いています。

・電気毛布:就寝中に体を温めるのに向いています。

カインズ公式サイト「となりのカインズさん」 ーより引用

特に意識したいのが、「部屋を暖める器具」と「身体を温める暖房」の使い分けです。メインの機器とサブのアイテムをうまく切り替えつつ、無駄のない暖房を目指してみてください。

そのほかのポイント

カインズでは、暖房のコツとして以下のようなポイントも紹介しています。

サーキュレーターを使って暖かい空気を循環させる。

・エアコンはこまめにオンオフするのではなく、自動運転を活用する。

・シーズン前後には、フィルターなどに溜まったほこりを取り除く。

・エアコンの周りにはものを置かない。

・窓やカーテンに工夫して、外部からの冷気をシャットアウトする。

エアコンなどで暖められた空気は、天井付近に溜まりがちです。サーキュレーターを使って空気を循環させれば、少ない電気でより効率よく部屋全体を暖められるでしょう。

またエアコン使用時にもっとも電気を使うのは、スイッチを入れて立ち上げた時。自動運転で付けっぱなしにしておいたほうが、電気代を節約できる可能性があります。エアコンフィルターや室外機まわりもしっかりと確認し、問題なく動くよう準備してください。

窓からの冷気をシャットアウトするアイテムは、カインズでも数多く販売されています。冬の節電アイテムとして、取り入れてみるのもおすすめです。

冬の電気代は気になるからといって、「暖房器具をまったく使わない」というのは現実的ではありません。ほんの少しのポイントを意識するだけで、快適な空間をキープしつつ電気代負担を軽減できるでしょう。

まずは自分に適している暖房器具がどれなのかを判断し、より効率的に使えるよう工夫してみてください。


[文・構成/grape編集部]

出典
カインズ公式サイト「となりのカインズさん」
※写真はイメージ