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なもり原作によるアニメ映画大室家 dear sisters」の完成披露先行上映会が、本日1月30日に東京・新宿バルト9で開催された。

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ゆるゆり」のスピンオフとして、お調子者の次女・櫻子、クールな長女・撫子、しっかり者の三女・花子ら、大室3姉妹のゆるくてマイペースな日常が描かれる「大室家」。「大室家 dear sisters」は2月2日に中編アニメーションとして劇場公開され、2024年内には「大室家 dear friends」の公開も決定している。

本日のイベントには櫻子役の加藤英美里、撫子役の斎藤千和、花子役の日高里菜が登壇。MCに「大室家」のアニメ映画化について心境を聞かれ、日高は「何年待ったか!」と声を大にする。加藤は「録りものはちょくちょくやっていたので、いつかアニメになればいいねって話してたんです」とにこやかに話しながら、「3姉妹をメインで見ると、櫻子だけ様子がおかしいですよね(笑)」と冷静にコメント。これには斎藤も「どうしてあの2人に挟まれてる櫻子があんな状態になるのか……(笑)」と共感した。

同作の見どころを「小学生チームのかわいさ」だと紹介するキャスト陣。日高はアフレコについて「本当にてえてえ(尊い)……! なんて癒し空間だと言っていました。小学生チームのキャストみんなが『もともと「ゆるゆり」が大好きでした』と言ってくれて、それがすごくうれしかった」と振り返った。

ここでゲストとして「ゆるゆり」ファンの霜降り明星粗品が壇上に。一足先に鑑賞した本編について「エモいですね! 『ゆるゆり』からパワーアップした点で言うと、家族的なつながり。姉妹の関係性がうわーっと心掴まれるものがあった」と熱く話す。そして何よりも、恋愛面で気になるシーンがあったとのこと。粗品はあるシーンの考察を繰り広げ、「普通の恋愛作品は“キュンキュン”くるけど、『ゆるゆり』系は“ギュンギュン”くるね! えぐってくるような素晴らしさがある」と称賛した。

キャスト陣からの質問で、3姉妹の中で推すなら花子だと答えた粗品。「3人それぞれ名シーンがあって決めあぐねます」と劇中でときめいたシーンをつらつらと述べていくが、結局は低身長でかわいらしい花子がタイプだと話す。また粗品はキャストもそれほど注目していなかった劇中での演出に言及。斎藤を「余白を全部埋めてくださってる……!」と感心させた。

“かわいい”が魅力の本作にちなみ、イベントでは「かわいい大喜利」も行われた。そして締めの挨拶で、日高は「粗品さんが見つけてくださったところ以外にも、まだまだいろんなところにスタッフさんのこだわりや愛情が詰まっています」、斎藤は「『大室家』はキャラクターの表情や(セリフの)間で、ここはどういうことが起きているのかを想像できるのがいい部分」、加藤は「ぜひお友達を連れて一緒に観て、カフェなどで粗品さんのようにさまざまな考察をしていただけたら」と呼びかけた。

アニメ映画「大室家 dear sisters」「大室家 dear friends」

2024年公開

スタッフ

原作:なもりコミック百合姫一迅社刊)
監督・コンテ:龍輪直征
シリーズ構成・脚本:横谷昌宏
キャラクターデザイン:植田和幸
音楽:白戸佑輔
音楽制作:ランティス
アニメーション制作:パッショーネ×スタジオリング
製作:「大室家」製作委員会
配給:ショウゲート

キャスト

大室櫻子加藤英美里
大室撫子斎藤千和
大室花子日高里菜
小川こころ倉知玲鳳
相馬未来伊藤彩沙
高崎みさき古賀葵
園川めぐみ上坂すみれ
三輪藍:東山奈央
八重野美穂悠木碧
古谷向日葵三森すずこ

(c)なもり一迅社/「大室家」製作委員会

左から加藤英美里、斎藤千和、日高里菜、霜降り明星・粗品。