SDGs時代をいち早く切り拓き、パタゴニアの社会的責任とビジネスの両立を説いた伝説の名著『レスポンシブル・カンパニー パタゴニアが40年かけて学んだ企業の責任とは』の執筆から10年。この度、大幅な加筆修正のうえ、創業50年の軌跡と今後の企業責任について綴った『レスポンシブル・カンパニーの未来』が、フルカラー愛蔵版として本日1月31日に発売となります。

著者:ヴィンセント・スタンリー+イヴォン・シュイナード 『レスポンシブル・カンパニーの未来』(ダイヤモンド社刊)

持続可能な世界を目指して、いま、企業が努力すべきことは何か?

 日本や世界中で熱狂的ファンを集めるアウトドア・ブランド「パタゴニア」は、1973年に米国カリフォルニアで誕生。環境保全に力をいれるグリーンビジネスのパイオニアとしても広く知られています。

 「会社というものは、100年続く前提で行動を考える必要がある」と創業者イヴォン・シュイナード氏は主張します。というのも、いまの産業モデルは古くに構築されたものであり、環境的にも社会的にも経済的にも持続不可能なものとなっています。本書では創業50周年から次なる50年へ、次世代にバトンをつなぐ「事業継承」と「企業の社会的責任」に焦点を当て、長期的な視点で地球環境と調和する方法を紹介します。

 また、パタゴニアが考える「企業責任」の範囲は自然環境にとどまりません。従業員が生活を維持し、誇りの持てる仕事をすることや新興国から搾取しないことなど、ステークホルダーすべてに関連します。人を大事にしたい、業務が環境に与える影響を改善したい、今後の仕事人生においてベストを尽くしたい――と願う全ての人の背中を押す一冊です。

■食品事業に参入――「パタゴニア プロビジョンズ」で見えた母なる地球を救う希望

 パタゴニアはアパレル事業から一歩踏み出し、食品事業「パタゴニア プロビジョンズ」を創設。リジェネラティブ・オーガニック農法で、事業を通じて環境への悪影響を最小限にするだけではなく、我々人間が、地球から受け取った以上のものを母なる大地へ返すことのできる取り組みとして、表土や生息環境を再生することを目指してきました。

 本書では、前著『レスポンシブル・カンパニー』からパタゴニアが歩んできたこの10年で行ってきた、希望に満ちたこの新しい事業についても解説しています。

■目次

第1章 危機的状況

第2章 有意義な仕事

第3章 事業責任の構成要素

第4章 なにをすればいいのか

第5章 得た知識を共有する

第6章 人新世を生きる

第7章 パタゴニアの今後

■著者プロフィール: 

Vincent Stanleyヴィンセント・スタンリー

創業期からずっとパタゴニアで働き、販売やマーケティングの部門を束ねるなど重要な役割を果たしてきた。また、非公式ではあるが、ストーリーテラーの役割も果たしてきている。いまはパタゴニアのフィロソフィー責任者、および、イェール大学ビジネス・環境センターのレジデントフェローを務めている。

Yvon Chouinard/イヴォン・シュイナード

パタゴニアとパタゴニア プロビジョンズの創業者。若いころ、アルピニストとして、サーファーとして、また、フライフィッシャーとして環境危機の深刻さに気づき、環境危機への対応を会社の方針とした。2022年、イヴォンらシュイナード家は会社の所有権をすべて、母なる地球を救うための非営利組織に移譲。

■『レスポンシブル・カンパニーの未来』

著者:ヴィンセント・スタンリー+イヴォン・シュイナード

訳者:井口耕二

定価:2,200円(税込)

発売日:2024年1月31日

発行:ダイヤモンド

判型:四六判・並製・272ページ

https://www.amazon.co.jp/dp/4478118159

※リリース内の画像・写真は、本書籍に関わる報道を目的とした使用に限ります

配信元企業:株式会社ダイヤモンド

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