ガーミンジャパンは11日、女性向けスマートファッションウォッチ「Lily」ブランドの最新モデル「Lily 2」シリーズ2製品を発表し、18日より販売を開始した。ここでは「Lily 2」シリーズのハンズオンレビューを簡潔にお届けする。

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ガーミン（GARMIN）はアメリカで1989年に創業したGPS機器メーカーとして、航空や自動車などの B to B 分野で培った高い技術力とS&P500構成銘柄のブランド力もとに、2010年代よりウェアラブルデバイスの展開を開始。以降、アウトドアやフィットネスといった多様な用途にも対応し、GPSや長時間バッテリー、iPhoneとの連携などにも長けたスマートウォッチを多数展開してきた。

女性向けの新モデルはスマートウォッチ界最軽量のコンパクトな一本

そして近年は女性のスマートウォッチ需要の高まりを受けて「Lily」シリーズを発表。Lilyシリーズはアクセサリーのようなエレガントでスタイリッシュな外見と、女性のための健康管理やモニタリング機能などを豊富に搭載した、女性のためのスマートファッションウォッチとなっている。

女性向けということで、ボディサイズはGarmin最小・最軽量、スマートウォッチとしては他に類を見ないコンパクトサイズになっており、実際に手を取ってみると、他製品や他シリーズと比較しても一回りほどボディが小さいことがすぐに実感。文字盤のベゼルはエッジを利かせた立体的なデザインになっており、高級感をもたせつつも派手すぎないことで、女性の手首の美しさが際立つ、ファッショナブルさも印象的だ。

バンドも14mmの細さで、女性の腕にしっくり馴染み、ファッションウォッチとしても遜色ないフェミニンなシルエットが特徴。文字盤は、見やすさを追求しながらも、カラーごとに異なる美しい装飾を施したパターンレンズが採用されており、アクセサリーや小物とのコーディネートにも映える一本になっていた。

製品の機能面については、魅力を一言で表すならばズバリ「シンプル」。Apple Watchをはじめとした高性能な機能は有しておらず、単体での動作を前提とはしていない代わりに、バッテリーの持ちは小さいながらも約5日間と抜群。さらに、iOS/Android向け専用アプリを通じて利用することでスマートフォンの通知を受け取ることができるほか、交通系ICカード「モバイルSuica」機能も搭載。特にモバイルSuicaについては、スマートウォッチの女性ユーザーから「子供を抱えたまま改札を通る際、スマートフォンやカードを取らず手を寄せるだけで良いのでとても便利」との声も見られたといい、子育て世代におすすめだとしている。

外見の機能性はシンプルな一方、健康管理機能に関してはフラグシップモデルに劣らない高機能を有しており、女性の健康管理に欠かせない多彩なヘルスモニタリング機能が備わっている。内蔵のフィットネスサポート機能は、ランニング、ウォーキング、自転車、筋トレ、カーディオ、ヨガ、ピラティスなどに加え、仕事の合間にもおすすめのストレスを和らげて集中力を高める「ブレスワーク」（呼吸法）も新たに搭載。新機能「ダンスフィットネス」「瞑想」などとともに18種のアクティビティに対応している。

さらに、女性をメインターゲットにしているため「生理周期トラッキング」と「妊娠トラッキング」も備えるなど、“フェムテック”を考慮した設計に。さらに、体のエネルギー残量を5〜100の指数で可視化するGARMIN独自の指標「Body Battery」の計測も可能で、自覚のない疲れ具合などが数値で示されるので、休息のタイミングなどの目安をとるのにも活用される。

実際に使ったみた感想として「スマートバンドに限りなく近いスマートウォッチ」という印象だった。重量は最も軽いナイロンモデルで20.6gとなっており、一般的なスマートバンドの重量15gに迫る。そのため、腕時計をつける習慣がない人でもほとんど着用感を感じさせない。逆に言うならば、... 全文はこちらよりご覧いただけます

GARMINの新型スマートウォッチ「Lily 2」ハンズオン　“女性向け”に相応しいデザインד20gでSuica搭載”高い機能性