好調を維持する上田。バーレーン戦でも得点を期待したい(C)Getty Images

 カタールで行われているサッカーアジアカップで史上5度目の優勝を目指す日本代表は、現地時間1月31日にいよいよノックアウトステージ初戦を迎える。対戦相手となるバーレーンはグループリーグを首位で突破、2・3戦目はクリーンシートで連勝を飾っている。堅い守りを誇るバーレーンが相手となり、日本の得点力が試される一戦となる。

 攻撃陣では特に多くのタレントを揃える日本だが、ここまでチーム最多の3得点を挙げている上田にかかる期待は大きい。初戦のベトナム戦で1ゴール、そしてインドネシア戦では2ゴールを記録し、チームの勝利に貢献。ストライカーとしての頼もしさも増してきており、その存在感には海外メディアも強く惹きつけられているようだ。

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 米スポーツメディア『ESPN』は現地時間1月30日、上田の特集記事を配信。「日本代表をアジアカップの栄光へ導く男は、アヤセ・ウエダか?」と銘打たれている通り、今大会での活躍に期待を寄せるとともに、日本代表のFWの中心となるべきと主張している。

 トピックでは、アジアカップでの上田のパフォーマンスを振り返りながら、「ハジメ・モリヤスは頻繁にスタメンを組み替えることで有名だが、そのモリヤス監督でさえ、アヤセ・ウエダを次の先発メンバーから外す理由が見つからないのは確かだろう」と指摘した。

 また同メディアは、上田を他の日本代表選手と比較しており、「ウエダは2017年から日本のユース出身の選手であり遅咲きとは言い難いが、シンジ・カガワやタケフサ・クボのように知名度は高くはない。また現在、ヨーロッパで活躍している著名な日本人選手を数人挙げる場合、ウエダの名前は出てこないかもしれない」と論じている。

 その上で、「有名ではないもののウエダの評判は高まっており、25歳という年齢もあることから、まもなく全盛期を迎えるはずだ」と見通しており、さらに「今シーズン、フェイエノールトはまだ1ゴールしか決めていないが、まだ改善できる部分があるのは確かだ」として、ポテンシャルの高さを強調。

 さらに、将来、日本がより国際舞台で結果を残すためにも、上田の成長が必要であると説いており、「ウエダはアジアカップの感触を掴み、そこで素晴らしいパフォーマンスを見せた今、攻撃において日本のベストオプションでなければならない」となどと綴っている。

 上田は今大会ここまでの3ゴールにより、得点王候補の1人と予想する海外メディアの声も伝えられている。チームを優勝に導き、トップスコアラーの称号を得るためにも、ここからの戦いではより貪欲にゴールを狙う姿がみられるはずだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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