ついに週刊文春サイドを提訴した芸能活動休止中の松本人志が、その渦中にある「性加害疑惑」の特徴は女性のアテンド役として、複数の後輩芸人の役割も詳細に報じられていたことだろう。中でも、第一弾で実名が報じられたスピードワゴンの小沢一敬を巡っては、当初、活動継続を表明していたものの、この記事が掲載された直前になって、活動自粛となる不可解さを見せている。その小沢に対するケアがなかったとして2人の有名人が松本を批判していたことを報じた本サイト記事を以下に―。(1月14日配信)

 実業家でインフルエンサーの田端信太郎氏が1月9日、自身のXを更新し、性加害疑惑を報じられたお笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志について「ダサい」と言及。これに大物芸人も共感の意思を述べたことが話題となっている。

 松本を巡っては、昨年末、松本が、スピードワゴン・小沢一敬がホテルに集めた女性に性的行為を強要したとする記事を「週刊文春」が掲載。即座に松本が所属する吉本興業名誉毀損にあたるとして法的措置を示唆したが、その後1月8日になって裁判に注力するためとして松本の芸能活動休止を発表していた。一方、“斡旋役”と伝えられた小沢は長い沈黙の末、所属事務所のホリプロコムが1月9日に「性行為を目的とした飲み会をセッティングした事実は一切ない」との声明を出している。

 この一連の騒動に、田端氏は「松本がダサいのは、初動で小沢を庇わなかった点。『ぜーんぶ僕がやれ言うてやって貰ったことなんで、小沢は悪くありません!全責任は僕にあります!』こう言うただけで世間の印象は全然違う」「かーらーのー『僕にしてみたら決して無理強いしたつもりはないんですけどねー!』的に釈明すべきだったね」と綴り、小沢へのケアが足りなかったと指摘した。

 すると、これに反応したのが芸歴50年超えのお笑いコンビ・ツービートビートきよしである。

きよしは田端氏の投稿に『わかる』と直接返信を送り、賛同の意思を示しました。突然の超大物からのリプライに驚いた田端氏が『きよし師匠!?本物ですか? ありがとうございます!!!』と返すと、再びきよしは『(笑)』と返信。きよしは、今回の松本の女性を巡るスキャンダルと、自身の相方・ビートたけし1986年に起こした『フライデー襲撃事件』を比較する声が出ていたとして、9日のXから『相方引き合いに出してる人多いけど、相方は女傷つけられて頭きて殴り込み行ったんで一緒にしないでくださいね』と綴っていました。弟子や周囲の人間との絆を何よりも大切にするたけしを真横で見てきた相方としては、松本が小沢への配慮が欠けていたという田端氏の指摘に共感する部分があったのかもしれませんね」(テレビ誌ライター)

 もっとも、文春との裁判を見据え、松本にとっても話せない事が多かったということかもしれないが…。

(木村慎吾)

アサジョ