Mrs. GREEN APPLEの大森元貴(Vo/G)が2021年に上梓した絵本「メメント・モリ」が発売から2年を経て人気が再燃している。昨年12月に発売から2年超での異例の重版を皮切りに、1月に初版規模を超える大型の3刷重版、さらに2月には早くも4刷重版も決定した。ネット書店では入荷後すぐに完売の状態が続いており、Amazonでは1/31付けの絵本・児童書ランキングで2位、本カテゴリ全体でも9位にランクインしている。
絵本「メメント・モリ」とは、文＝Mrs. GREEN APPLE・大森元貴、絵＝大谷たらふによる2021年発売の絵本。Mrs. GREEN APPLEの活動休止中に大森元貴がリリースしたソロデビュー作品『French』(2021年2月)収録の楽曲「メメント・モリ」を元に、同曲のリリックビデオでタッグを組んだイラストレーター・大谷たらふと作品の世界観を絵本として作り上げた。【死】というものに寄り添い、そして、その先には優しく温かい世界が広がっているという大森元貴の死生観を、大谷の柔らかく暖かいイラストで前向きに伝えてくれる。
昨年末、Mrs. GREEN APPLEとして年末の「第74回NHK紅白歌合戦」への初出場、「第65回輝く！日本レコード大賞」での優秀作品賞受賞、また、大森元貴個人としてもBillboard JAPAN 2023年年間チャートにおいて、年間作詞家(Top Lyricists)・作曲家(Top Composers)の両方で1位を獲得など、バンド、個人ともに注目を集めたことや、昨今の戦争など国際情勢や経済的な不安などが蔓延する世の中の状況下で再び注目を集めていると考えられる。
■「ZIP！」でも注目の書籍として紹介
情報番組「ZIP！」(日本テレビ系)1月29日放送では、児童書ランキングで4位(オリコン調べ1/29付)にランクインしたことを受け、注目の書籍としてピックアップ。「失った人への優しい思いが綴られた作品」として、原案となった同名楽曲のリリックビデオとともに「死生観を描いた作品ですが温かいものになっています。子どもの絵本、大人の絵本としてたくさん読んであげてくださいませ」と大森本人のコメントなどが紹介された。
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