学生時代、入学式から卒業式に至るまで悩まされ続けた校長先生や偉い人のありがたくも長いお話。大切なことを話してくれているとは思いつつ、「早く終わらないかな」という思いは多くの人が抱いていたのではないだろうか。そんな中で、SNSやブログにて育児漫画を投稿しているぽちまる (@pochimaru877)さんの作品「美容院で聞こえた会話」が話題となっている。今回、作者のぽちまるさんに話を聞いた。

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■やっぱりみんな「いらない」と思っていた?あの時間

コロナ禍での生活様式の変化が意外なところにも及んでいたことを示した本作。実体験ならではのエピソードにはSNSで多くの反響が寄せられ、「確かに似たような挨拶が続かずサクッと終わった」「正直親も長ったらしい話聞きたくないですもんね」といった共感の声が相次いだ。

こうしたコロナ禍に起因する生活様式の変化を、作者としてどのように捉えているのだろうか。ぽちまるさんは「コロナ禍でいろんなイベントが中止になったり短縮になったり、残念で憂鬱な出来事が多いですが、本作に登場するお客さんのように前向きに捉える考え方が素敵だなと思いました」と率直な思いを明かしてくれた。

コロナ禍を乗り越え、ようやくかつての日常を取り戻しつつある今日この頃。一方で、コロナ禍で働き方を含むさまざまな事象が改善された部分もあり、「何でもかんでも以前の形に戻ってほしくない」というのも本音では。生徒や保護者の「校長先生の長い話もそのまま無くなってほしい」という願いはどうなるのか注目だ。

取材協力:ぽちまる(@pochimaru877)

見知らぬ女性の言葉に共感が止まらない!/画像提供:ぽちまるさん