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2月に入り、いよいよスギ花粉のシーズンとなりました。この先の気温は平年より高めの傾向です。そのため、スギの開花が進むでしょう。今日1日もわずかながら花粉が飛ぶ所がありそうです。

花粉の飛び始めはいつ?

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2月に入り、いよいよスギ花粉のシーズンとなりました。この先の気温は平年より高めの傾向です。そのため、スギの開花が進むでしょう。まだ本格的な花粉飛散開始とはなっていないものの、今日1日もわずかながら花粉が飛ぶ所がありそうです。

スギ花粉シーズンは例年並みか例年より早いスタートとなる見込みです。2月上旬に九州・四国・中国・東海・関東甲信の一部で本格的に飛散開始となる見込みです。近畿は2月中旬、北陸、東北南部は2月中旬から下旬、東北北部は3月上旬から中旬に飛散開始となるでしょう。2024年春のスギ・ヒノキ、北海道シラカバ花粉の飛散量は、例年(過去10年の平均)に比べると、九州から東北のほとんどの地域で、例年並みか例年よりやや多いでしょう。北海道は非常に多い見込みです。

※飛散開始日とは、 1平方センチメートルあたり1個以上のスギ花粉を2日連続して観測した最初の日

2024年 花粉のピークは?

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2月上旬からスギ花粉の飛散が始まる予想ですが、スギ花粉の飛散がピークを迎える時期は、福岡・高松・東京は2月下旬から、広島・大阪・名古屋・金沢・仙台は3月上旬からとなるでしょう。ピークの期間は10日から1か月ほど続く見込みです。また、ヒノキ花粉のピークは、3月下旬から4月上旬の所が多いでしょう。仙台はヒノキ花粉の飛散量は少なく、はっきりしたピークは現れない見込みです。

春一番が吹くような、風が強く急に暖かくなる日があると花粉の飛散量が一気に増えて、ピークの時期が早まることも考えられます。ピークを迎える前から、万全な花粉対策を心がけるとよいでしょう。

外出時の花粉対策

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花粉症の症状を緩和させるには、花粉を避けることが大切です。マスクやメガネをつけ、衣類も工夫しましょう。

メガネ
メガネを使用しない場合に比べて眼に入る花粉量はおよそ40%減少し、防御カバーのついた花粉症用のメガネではおよそ65%も減少するという実験結果があります。

② マスク
感染症予防として使用している方も多いかと思いますが、花粉を吸いこむ量もおよそ3分の1から6分の1に減らすことができます。マスクは顔にフィットするものを選ぶことが大切です。また、マスクの内側にガーゼを当てること(インナーマスク)でさらに鼻に入る花粉が減少することが分かっています。

衣類の工夫
一般的にウール製の衣類などは木綿や化繊に比べて花粉が付着しやすく、花粉を屋内に持ち込みやすくなります。ウールの花粉のつきやすさは、綿に比べるとおよそ10倍にもなります。外出の際は、外側にウール素材の衣服を着ることは避けて、表面がツルツルした素材の上着を選ぶようにしましょう。

花粉情報 いよいよ花粉シーズン 1日は九州~関東でわずかに花粉飛散