用地測量は「約8割の方にご協力いただいています」

品川駅付近で工事最盛期に

東京都が整備を進める都市計画道路「環状第4号線」。2024年1月発行の「環4NEWS」によると、JR品川駅北側を東西に跨いでいく新たな高架橋が、いよいよ本格工事に入るとしています。

環4は港区港南三丁目から、白金台、国立競技場、西早稲田、本駒込、日暮里を経由して江東区新砂三丁目へつなぐ道路。「プラチナ通り」「外苑西通り」など大部分は開通していますが、ところどころ未完成で、ぐるっと周ることはできません。

特に白金台の目黒通りから東側は、ほぼ未完成。品川までは地下鉄南北線の延伸工事と同時に進められる予定です。

品川駅前で高輪の崖を飛び出した環4は、そのまま高架でJR・京急の線路を飛び越え、新港南橋交差点に着地します。「線路上空をまたぐ部分」は、今まさに工事最盛期。すでに鋼製の橋桁も架かりはじめ、西側から東側へ伸びている状況です。

そしてそれを迎える「JR東側」の部分が、今回いよいよ工事開始となります。

今後9月ごろには、地上道路を車線規制して施工ヤードを確保完了。そこから橋脚がニョキニョキと伸びていくことになります。

さて、白金台区間では、現在は設計作業中。用地測量も行われていて、昨年11月末時点で早くも「約8割の方から測量にご協力いただいて」いる状況だといいます。このあたりは起伏の激しい地形。設計で難しいのが、「新道路と周囲家屋との高低差がどうなるのか」ということで、都は完成イメージが分かりやすいように模型を作るとしています。

白金台で「プラチナ通り」として開通済みの環状第4号線(画像:Google Earth)。