現代の日本の暦ではあまりなじみのない旧正月シャングリ・ラ 東京(東京)では、2月1日から旧正月期間限定のメニューを楽しめる。色どり豊かな大皿を囲んで、アジア流にお祝いしてみるチャンスだ。

 シンガポールマレーシアでは、旧正月の伝統料理「イーサン」を、家族や友人たちと願いごとをしながら、おはしで具材を高く持ち上げ、混ぜ合わせてソースや薬味とともに食べるにぎやかな文化がある。幸運の象徴である赤色はにんじん、商売繁盛を意味する白色は玉ねぎショウガ、長寿を願う緑色のパクチーに、お金を表す縁起物の揚げワンタンなど、一つ一つの具材やソースにいたるまで幸運を呼び込む願かけがされているのだそうだ。

 2024年の旧正月2月10日。「ローヘイ(撈起)」という掛け声とともに、商売繁盛、健康長寿、さまざまな願いを新しい1年に込めて、色とりどりの具とピーナツ、中華料理に欠かせないスパイス五香粉や広東風甘みその海鮮しょうゆが混ざる東南アジアのエキゾチックな味を楽しんでみよう。イーサンは税込み4180円、中華風茶わん蒸しは同5720円。

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旧正月伝統料理「イーサン」