チェルシーを率いるマウリシオ・ポチェッティーノ監督が、リヴァプール戦を振り返った。1月31日イギリスメディア『BBC』が伝えている。

 プレミアリーグ第22節が1月31日に行われ、チェルシーは敵地でリヴァプールと対戦。3点を先行されると、負傷から復帰を果たしたクリストファー・エンクンクが途中出場からゴールを決めて1点を返したものの、その後再び1点を奪われ、1-4で敗戦。公式戦4試合ぶりの黒星となった。

 試合後、ポチェッティーノ監督は「リヴァプールは私たちよりも優れていたと思う。彼らは勝ち点3に値していた。私たちは十分ではなかった。多くの理由があり、言うことは多すぎるが、彼らは私たちよりも優れていた」と振り返った。

 この試合話題となっているのは0-0の場面でコナーギャラガーフィルジル・ファン・ダイクにペナルティエリア内で倒されたものと、1-3と反撃の1点を決めた後にエンクンクがペナルティエリア内でファン・ダイクに足を蹴られたところで、いずれもファウルと判定されず、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)の介入もなかったものの、この判定には疑問の声も上がっている。

 ポチェッティーノ監督も「もしかしたら、そうかもしれないが、時には運も必要だ」と判定が味方しなかったことを認めつつ、次のように続けた。

「試合開始7分でのギャラガーのPK事件は与えられていたら、私たちに自信をもたらし、試合を進めていくのに役立ったかもしれない。リヴァプールのように非常に好調で、ここ数年で最高のチームの一つでとても安定したチームと対戦している時には、状況を手助けするいくつかの場面が必要だが、今日の状況は常に私たちに不利だった」

 それでも、ポチェッティーノ監督はイギリスメディア『TNT Sports』では「私たちにとっては不運だったけど、リヴァプールの方が優れていたという気持ちに変わりはない」とも語っており、判定に関係なく勝つためには十分なパフォーマンスではなかったことを明かしている。

ハイライト動画】リヴァプールvsチェルシー
チェルシーを率いるポチェッティーノ監督 [写真]=Getty Images