株式会社マクニカ(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:原 一将、以下マクニカ)は、アルコニックス株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役 社⻑執⾏役員COO:手代木 洋、以下アルコニックス)に、Attack Surface Managementサービス(以下ASMサービス)を提供したことを本日発表いたします。
■背景
アルコニックスは、現在12の現地法人と15の拠点にグローバルにビジネスを展開していますが、グループ各社の情報セキュリティを十分に把握できておらず、本社のレベルに合わせてセキュリティ対策を実施することが困難であるという課題がありました。そうした中、世間を賑わせたサイバーインシデントのニュースを受けて危機感を抱いたアルコニックスは、グループ全体のガバナンスを強化するべく、早急に対策を検討しました。グループ会社に負担をかけずに、本社からIT資産の保有状況やパッチの適応状況などを的確に把握できる仕組みを探し、マクニカのASMサービスを導入しました。
■ASMサービスの選定理由
ASMサービスは、マクニカが独自に開発・展開するMpression Cyber Security Service™ソリューションの一つです。マクニカ独自の知見で対象企業とそのグループ会社の外部公開資産とリスクを網羅的に調査し、ランサムウェアなどのクリティカルなインシデントを未然に防ぎます。
アルコニックスは、以下の理由から、ASMサービスを導入することを決めました。
・ グループ会社にほとんど負担をかけることなくグローバルで調査ができること
・ IT資産を把握するだけでなく各資産のリスク状況や対応優先順位とその根拠を説明できること
・ エキスパートの精査により、自社に関係ない資産を排除した精度の高い結果を得られること
■導入効果
アルコニックスは、毎年メールやヒアリングによりグループ各社のIT資産の所有状況を調査していますが、今回のASMサービスで、調査前に把握していたIT資産数と比べて約1.5倍の資産を発見することができました。また、ASMサービスで提供されたレポートは、エビデンスとなる画面データなどが添えられたグラフィカルなもので、かつ優先して実施すべきことが具体的に示されているため、グループ各社のITに精通していない担当者でも容易に対応することができました。
さらに、アルコニックスではASMサービスを、継続的な調査サービスとしても利用しています。これにより、海外拠点で新たに追加されたリスクの高いIT資産を早期発見し、グローバルのセキュリティインシデントを予防することができました。



■今後の展望
アルコニックスでは、ASMサービスを導入したことを起点に、グループ会社のセキュリティに関する意識も高まりました。今後はセキュリティガバナンスをさらに強化していきたいと考えています。
マクニカは、ASMサービスの提供を通じてIT資産の適切な管理や効率的なリスク対処に貢献し、日本企業のサイバー攻撃による被害を減らすことに尽力してまいります。
【事例の詳細はこちら】
URL:https://www.macnica.co.jp/business/security/manufacturers/mpressioncss/case_06.html
【製品に関するお問合せ先はこちら】
株式会社マクニカ セキュリティサービス担当
TEL:045-476-2010
E-mail:sec-service@macnica.co.jp
※本文中に記載の社名及び製品名は、株式会社マクニカおよび各社の商標または登録商標です。
※ニュースリリースに掲載されている情報(製品価格、仕様等を含む)は、発表日現在の情報です。 その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご承知ください。


アルコニックス株式会社について


所在地:東京都千代田区永田町2-11-1山王パークタワー12F
導入時期:2022年9月
1981年に非鉄金属の専門商社として創業し、アルミ・銅製品を通して日本のモノづくりの発展を支えてきた。積極的なM&Aにより金属加工等を得意とする製造業の企業を傘下に収め、グループの拡大を進めている。国内グループ17法人、海外に12法人15拠点を展開し、非鉄金属の生産から販売までを網羅することによって、非鉄金属業界における総合ソリューション企業の地位を確立している。


株式会社マクニカについて



マクニカは、半導体、サイバーセキュリティをコアとして、最新のテクノロジーをトータルに取り扱う、サービス・ソリューションカンパニーです。世界23か国/地域81拠点で事業を展開、50年以上の歴史の中で培った技術力とグローバルネットワークを活かし、AIやIoT、自動運転など最先端技術の発掘・提案・実装を手掛けています。
マクニカについて:www.macnica.co.jp