小学館「JS研究所」は、イマドキ女子小学生(JS)の2023年“本当に流行ったもの”ランキングを発表した。「好きな有名人」について聞いたアンケートの結果、トップにはSnow Man・目黒蓮が輝いている。

小学館は2022年8月より、小学校低学年女児向け雑誌「ぷっちぐみ」、少女まんが誌「ちゃお」の各編集部の視点で定期レポートする「JS研究所」を発足。今回は高学年JSが中心の「ちゃお」2024年1月号にて掲載・収集したアンケートより、2023年下半期のJSトレンド調査結果をまとめた。

“好きな有名人”ランキングのトップに輝いたのは「目黒蓮」。話題となった連続ドラマ「silent」(2022年/フジテレビ系)出演以降、JSからも大人気の存在になっており、今回初の一位に。目黒が所属するグループ・Snow Manも6位に入った。2位・3位にはそれぞれ昨年の大人気アニメの主題歌も担当した「Ado」「YOASOBI」が、また4位には「あのちゃん」が急上昇ランクイン。歌手・アイドルグループが、好きな有名人ランキングの上位を占める結果となった。

“友だちの間でよく話に出るもの”ランキングでは、「漫画」「アニメ」や「ゲーム」に関するものが多い傾向に。その中でも、昨年アニメ化で話題となった「【推しの子】」が「恋バナ」を上回る結果となり、JSの間で特に流行っていたことがわかった。また、「メイク」という回答も一定数あり、高学年JSの間で関心が高まっているようだ。

トップ20にランクインしているキーワードの中には、「【推しの子】」のほか、「葬送のフリーレン」「薬屋のひとりごと」「SPY×FAMILY」が挙がっており、引き続き注目のコンテンツと言える。

さらに“放課後の時間の使い方”ランキングでは、「友だちと遊ぶ」の次に「勉強」が来ており、遊びも勉強も両立している子が多いという結果になった。「まんがを読む」時間が長いのは「ちゃお」らしい結果。YouTubeを見る時間のほうが、テレビを見る時間よりも長いのは近年顕著な傾向だ。動画配信サービスの視聴時間も増えており、「よく話題に出るもの」との関連性が見て取れる。

今回の結果について、「ちゃお」編集長は「2023年にJSが興味があったのは漫画やアニメ、恋バナ、メイクでした。この傾向は2024年も引き継がれそうです。特にメイクへの関心の高まりは感じており、親御さんと一緒に楽しんでいる子が増えています。また、2024年は2023年よりVTuber人気も高まりそうで、最近の『ちゃお』でも取り上げました」とコメント。

そして「お友達と遊ぶのに時間を割いているJSですが、学びにあたる時間も2024年は増えていく傾向になりそうです。2024年はJSの皆さんにさらにたくさん学んで、たくさん遊んでほしいです」とコメントを寄せている。