ラーメン山岡家」の店内で、客が水のピッチャーのフタを舐める「迷惑行為」の動画が撮影され、SNSで拡散していた問題をめぐり、運営会社の丸千代山岡家北海道札幌市)は2月1日、警察に被害届を出したことを公表した。被害届の提出・受理は1月26日付。

動画に映っていた男性が担当エリアマネージャーに直接謝罪をしてきたが、運営会社は「当社はこの事案を重大なものと認識し、顧問弁護士との協議を経て、釧路警察署に被害届を提出しました」と説明している。

●店のピッチャー調味料の交換・消毒作業を強いられた

丸千代山岡家によると、問題の動画は1月3日深夜に「ラーメン山岡家釧路町店」(北海道釧路市)で撮影されたものだという。

映像には男性客がピッチャーのフタを舐めたり、「黙れ!」「塩分過多で死ね!」などの言葉を吐いたりする様子が映っていた。

店は問題を確認してから、全席のピッチャー調味料容器の交換・消毒を実施した。

動画がSNSで広まり、男性の特定がすすんでいた。男性が専門学校を退学になったという報道もある。

ラーメン山岡家をめぐっては、昨年も別の店で「卓上調味料を口に直接入れる」迷惑動画が撮影・投稿されて、逮捕者が出たと報じられている。

ラーメン山岡家、迷惑動画で被害届 ピッチャーのフタ舐めた客謝罪も「事案は重大」