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元同級生で身勝手な友人に、長年振り回されていた50代前半の女性(岡山県)。ついに自身の結婚式の1週間前に「完全に縁を切りたい」と思う出来事が起きる。ご祝儀を持って家に来た友人は、

「まさか2人が付き合うとは、結婚までするとは思わなかった。主人(女性の夫)にはもっと下の若い子が合う気がした」

と言い放った。どうやら過去に女性の夫を狙っていた友人の負け惜しみだったらしい。さらに女性が昔付き合っていた男性の話を持ち出し、「実は遊びだったらしいよ」と女性を辱めるような発言もした。

これには寛容な女性も「おまえは何しに来たんだ、祝儀持って帰れ!」と言いたくなったそうだ。当然、結婚式に招待したくないと思ったが、「断る勇気はなかった」という。式は無事に終わったからよかったものの、これまでの友人の振る舞いからすると何らかの妨害があってもおかしくなかっただろう。

「結婚した後はあまり会わなくて済むと思いホッとしてました」

そんな期待に反して、結婚後にも心の平穏は訪れることはなかった。

「私だったら親に悪いから実家には帰らない」

友人が、自宅に友達数人と来たいと言ってきた。ここでも女性は断れなかったようで、鍋料理を用意するも、相変わらず友人は「このお肉は好きじゃない」と文句をつけてくる始末だった。

女性に子どもが産まれてからも付き合いは続いた。出産のため3週間ほど実家に帰っていたとき、友人は「お祝いを待って行きたい」と実家までやってきたのだ。その際にも、

「私だったら親に悪いから実家には帰らない」

と言って帰って行った。明らかに余計な一言だろう。その後、友人も結婚、出産した。女性は、

「お祝いは病院へ持って行きました。彼女の家に行って何を言われるかわからないのに、ゆっくりもしたくなかったので」

と最低限の関わりを続けていた様子。友人は、出産時に実家を頼った女性を批判しておきながら、「しっかり実家にお世話になり、その後も子どもを親に預けて仕事に行っていた」ようで、女性は「元々すごくケチだったので預けるお金をケチったのかな?」と感じたという。

その少し後に、女性の母親が亡くなった。病院に向かう前、郵便受けを見ると友人から暑中見舞いの葉書が届いていた。また嫌な思い出がフラッシュバックしてきた。しかし、このタイミングの悪い出来事で、目が覚めたようだ。

「色々言われたことが忘れられず、向こうは好きなように言って行動して、何年もこんな人のことを、時には寝れないくらい考えてしまっていたので時間が勿体ない」

と絶縁を決意し、行動に移した。

律儀な女性は「今までお祝いをもらったら、お返し、逆があればお祝いし、と繰り返してたので、これだと縁がきれない」と思っていた。そこで友人に新築祝いを贈らず、喪中葉書を最後に年賀状もやめたそうだ。ようやく心の平穏が訪れただろう。

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自宅で鍋料理を振る舞ったら「このお肉は好きじゃない」 身勝手な友人とついに絶縁【後編】