ミランU-23アルゼンチン代表DFマルコ・ペジェグリーノ(21)レンタル放出がFIFAに阻止されているという。『フットボールイタリア』が伝えている。

ペジェグリーノは昨年8月にアルゼンチン1部のアトレティコ・プラセンテからミラン入り。デビュー戦となった昨年10月のナポリ戦で負傷し、ここまで公式戦1試合、プリマヴェーラを含めても3試合の出場にとどまっている。

現在はサレルニターナへの半年レンタルがクラブ間、そして選手間で完全合意に達しているようだが、FIFAがこれをブロックしているという。

ペジェグリーノのミラン入りが発表されたのは昨年8月22日。実は前所属プラセンテで昨年7月まで公式戦のピッチに立っており、これは欧州で言えば2023-24シーズンの期間内にあたる。したがって、ここでサレルニターナでのプレーを許可してしまうと、ペジェグリーノは1シーズン中に3クラブでプレーすることになってしまうのだ。

「1シーズン中に3クラブでプレー」がFIFAのルールで認められていないことは周知の事実。ミランとサレルニターナがどういった認識で交渉を進めていたのかは明らかになっていないが、現在ミランは弁護士を通じてFIFAイタリアサッカー連盟(FIGC)、アルゼンチンサッカー協会(AFA)と連絡を取り合っているとのことだ。

セリエAの今冬移籍市場は現地時間1日20時00分がタイムリミット。ペジェグリーノは何らかの結論が出るまでミラノにて待機となるが、FIFAがサレルニターナ行きを容認する可能性は現時点で低いと考えられている。