SKY-HIFANTASTICSのコラボやLDHとBMSGメンバーによるダンスバトルなど、胸熱ステージに魅了された「D.U.N.K. Showcase in KYOCERA DOME OSAKA」DAY2。2023年12月3日に開催された本公演は、SKY-HI、Nissy、ATEEZ、FANTASTICS、BE:FIRST、Travis Japan、&TEAM、THE JET BOY BANGERZ、RIEHATAが出演し、現在Huluストア(都度課金方式の動画レンタル/購入サービス)で独占配信(2月3日[土]まで見逃し配信)中。ライブレポート後編では、FANTASTICSから大トリのBE:FIRST、ダンスサイファーまで、コラボ満載のステージをレポートする。

【動画】FANTASTICS・世界ら“LDH”とBE:FIRST・SOTAら“BMSG”のダンスバトルが圧巻

■日本から世界へ、新たなコラボを生み出す「D.U.N.K.」

「D.U.N.K.」は、マネジメント/レーベル・BMSGのCEOを務めるラッパーで音楽プロデューサーのSKY-HIが、「幾多のダンス&ボーカルグループ(アーティスト)が、垣根を越えて日本から世界に発信する」ことを目指し手掛けている大型音楽プロジェクト。この志に共鳴するアーティストたちが集まり、「D.U.N.K」だからこそのコラボレーションを生み出している。

2023年2月からアーティスト同士のトークやダンスコラボなどが見られる番組「D.U.N.K. -DANCE UNIVERSE NEVER KILLED-」がスタートし、3月には3日間にわたり音楽フェス「D.U.N.K. Showcase」を開催。さらに同年10月には第2章の番組が放送・配信され、12月には「D.U.N.K. Showcase in KYOCERA DOME OSAKA」が2日間開催された。

FANTASTICS、圧巻のステージにMAZZELとのコラボも大盛り上がり

BE:FIRST・RYOKIによるトーク企画「踊る!RYOKI御殿!!」の出演者から紹介され、次のステージを任されたのはLDH所属のFANTASTICS(ファンタスティックス)。2018年にメジャーデビューし、ボーカル2人とパフォーマー6人で構成されている。FANTASTICSがメインステージに登場し、「Tell Me」「PANORAMA JET」で会場を盛り上げていく。

ボーカルの八木勇征が「ここからはスペシャルコラボレーションです」といい、ステージに招き入れたのはMAZZEL。世界らがMAZZELハイタッチし「Drive Me Crazy」が始まった。MAZZELのKAIRYUがマイクを持ち、ほか7人はパフォーマンスで参加。メインステージからセンターステージに移動しながら、16人で披露された同曲は、FANTASTICSのパフォーマー6人のソロパートも圧巻だった。

「Tumbling Dice」で会場を熱気で包んだ後、ボーカルの八木と中島颯太2人による「It’s all good」で、優しく温かく観客をひとつにしていく。パフォーマーが再登場し、事務所の先輩・EXILEの魂を引き継ぐ「Choo Choo TRAIN」へ。メンバーがバックステージに移動しながら観客を大合唱させ、同曲が始まった。花道で観客の声援に応えながらメインステージに移動した8人が、ステージを右に左に移動し観客のボルテージをさらに上げていく。

MCで、5周年記念日に3枚目のアルバム「FANTASTIC ROCKET」を発売することにふれ、同アルバムのリード曲「STARBOYS」を初めてフル尺で披露。「Flying Fish」で爽やかにステージを締めた。

■「LDH vs BMSG」の熱いダンスバトルに観客のボルテージが爆上がり

会場が暗転し、次のアーティスト登場かと思ったら、FANTASTIC6人がステージに残り、SKY-HIも登場。SKY-HIの紹介でスタートしたのは「LDH vs BMSG」のダンスバトル。LDHからはFANTASTICの世界と澤本夏輝、THE JET BOY BANGERZのパフォーマー・田中彰、桑原巧光、佐藤陽、古嶋滝、NOSUKE、佐藤蒼虎。BMSGからはMAZZELのRAN、SEITO、RYUKITAKUTOとBE:FIRSTのSOTA、SHUNTO、MANATO、RYUHEIが参加。

ステージに向かって左側にLDHメンバー、右側にBMSGメンバーが集まり、ダンスの真っ向勝負が始まった。LDHチームとBMSGチームが交互に、ソロはもちろん2人、4人など人数を変え、ダンスを魅せつけていく。熱いバトルはお互いのダンスにリスペクトを見せ、笑顔いっぱいにハグやハイタッチをし合い終了した。

■33人のパフォーマーによるSOTA×RIEHATAダンスコラボは圧巻

テンションMAXの中、SOTA×RIEHATAによる「Back On The Stage」へ。このSpecial Dance CollaborationステージにはMAZZEL、&TEAMのK、Travis Japan、THE JET BOY BANGERZ(パフォーマー)、KAITA&KAZtheFIRE、BE:FIRSTのSHUNTO、RYUHEI、MANATO、LEO、JUNON。さらにSKY-HIも含め、DAY2でも最強パフォーマー総勢33人がステージに集合した。

力強いパフォーマンスを魅せつけた33人が、最後に完璧に合わせるステージは感動もの。SOTAが「全員アーティストだけど、全員ダンサーなんです。それが京セラドームで証明できたのがめちゃくちゃうれしい」と語ると、RIEHATAも「イケイケの男たちの中に混ざってぶちかまさせていただきました」と最高の笑顔を見せた。

■エモすぎるSKY-HI×Nissy「SUPER IDOL」に会場中が熱狂

SKY-HIの「一緒に歩いて来た同志には、愛と感謝とリスペクトを改めて伝えたい」という熱い言葉から始まったのは、SKY-HIとNissyのコラボ楽曲「SUPER IDOL」。DAY1同様、SKY-HIとNissyの歌声とパフォーマンスに、会場が熱狂の渦に。観客はもちろん、SKY-HIとNissyにとってもこのSpecial Collaborationステージはエモすぎる。

Nissyは、ステージでアーティストがコラボしているのと同様に「(観客の)みなさんも(隣同士並ぶ)席の一つ一つがコラボレーションだと思う」と語り、「ぜひみなさん、仲良くやっていきましょう」と続ける。SKY-HIは、システムや芸能の慣習、音楽業界の昔からの常識など向かい合わなければいけないことは存在するが、「アイドルやアーティストが夢をもって頑張ること、それを応援する人がいることは尊い」と語り、「みんなで頑張っていこう」と続けると、会場中から拍手が巻き起こった。

SKY-HIFANTASTICSとTravis Japanとのコラボやラップコラボで会場を揺らす

そのままSKY-HIのソロステージへ突入。「Crown Clown」で会場中を盛り上げ、「Happy Boss Day」「Dramatic」で観客のボルテージをどんどん上げていく。SKY-HIが「そしてスペシャルゲスト」と呼び込むと、FANTASTICSが登場。「Snatchaway」でコラボ後、SKY-HIは自分だけ汗だくで「ゴメンね」と謝りながらも、FANTASTICSメンバーと熱くハグした。

FANTASTICSがステージを去り、SKY-HIの「まだまだ続くよ」の言葉で始まったのは「Mr. Psycho」。SKY-HIの魂あふれるパフォーマンスの中、Travis Japanが登場。パフォーマンスするSKY-HIもTravis Japanも、バチバチにキメながらもすごく楽しそう。Travis Japanが退場した後は、「Sarracenia」でさらに会場を揺らした。

観客と音楽を愛するすべてのアーティストへ熱い思いを叫んだSKY-HIが、「Turn Up」「何様」で高速ラップを魅せつける。そして「お前の声を聞かせてくれ」の言葉で、ATEEZ(エイティーズ)のMINGI(ミンギ)、MAZZELRYUKI、THE JET BOY BANGERZの古嶋滝、BE:FIRSTのRYOKI、ATEEZのHONGJOONG(ホンジュン)が登場。今回のために作ったトラックとリリックで、D.U.N.K. Special RAPコラボを披露し、ラストは「TO THE FIRST」をパワー全開で歌い上げた。

■ATEEZ、ダイナミックなパフォーマンスと日本語MCでファン歓喜

続いて世界最高クラスのK-POP8人組グループ、ATEEZが登場。ダンサーとともに「Crazy Form」で圧巻のパフォーマンスを魅せた後、8人が日本語で自己紹介。続いて「BOUNCY(K-HOT CHILLI PEPPERS)」、日本語の楽曲「ROCKY(Boxers Ver.)」「UTOPIA(Japanese Ver.)」「Still here(JAPANESE VER.)」で、メインステージからバックステージまで動きながら会場中に歌声とパフォーマンスを届ける。

MCでは、2023年11月に放送された「D.U.N.K.」#2(Huluで未公開映像を含む特別版を独占配信中)で、BE:FIRSTと話した食べ物の話題でも大盛り上がり。ほとんどのMCを日本語で進めるATEEZの言葉ひとつひとつに、歓声と拍手が止まらない。SANの「最後の曲はこれだ」の言葉で始まったのは「The real」。終始ATEEZらしいダイナミックなパフォーマンスを魅せつけ、ステージを終えた。

■大トリのBE:FIRST、圧倒的なパフォーマンスと&TEAMコラボにくぎづけ

DAY1同様、大トリを飾るのはBE:FIRST。暗転した会場のメインステージに7人が登場すると、「Mainstream」からスタート。「Milli-Billi」「Brave Generation」「Don’t Wake Me Up」「Shining One」「SOS」「Salvia」と、メインステージからバックステージまでかけめぐりながら、圧倒的なパフォーマンスで観客をくぎづけにしていく。

Boom Boom Back」では、RYUHEIが「ここで最高の音楽仲間連れて来たぜ」と叫ぶと&TEAMが登場。DAY1で生中継された「ベストアーティスト2023」(日本テレビ系)に続き、2日連続でコラボが実現した。&TEAMがステージを後にすると、LEOが「D.U.N.K.」と観客へ熱い思いを届けた後「Bye-Good-Bye」を披露。ラストは「Scream」で会場中を熱狂の渦に包みこんだ。

■胸熱コラボ満載のDAY2、約5時間のステージに観客も全出演者も笑顔あふれる

BE:FIRST・MANATOの「最後はもう、この曲で終わるしかないよね」という言葉で始まったのは、SKY-HIの「D.U.N.K.」。MANATOの紹介で出演者全員がステージに集まり、恒例のダンスサイファーが始まった。メインステージの真ん中で、自分も自分もと前に出てパフォーマンスを魅せる出演者が熱い。最後はFANTASTICS・世界が魅せて、「D.U.N.K.」ダンスサイファーが終了した。

SKY-HIが「今日のMVP、ここに来てくれたお客さん」といってしめ、全出演者と観客とともに集合写真を撮影。DAY1に引き続き、出演者全員でステージを右に左に移動して、観客にあいさつして全公演を終えた。約5時間ほどのステージとなったDAY2も、笑顔があふれるコラボ満載で出演者も観客も幸せに満ちあふれた。

■「D.U.N.K.」第2章 Showcaseのライブ映像をHuluストアで独占配信中

2023年12月3日に開催し、SKY-HI、Nissy、ATEEZ、FANTASTICS、BE:FIRST、Travis Japan、&TEAM、THE JET BOY BANGERZ、RIEHATAが出演した「D.U.N.K. Showcase in KYOCERA DOME OSAKA」DAY2。本公演の擬似ライブ映像が、Huluストア(都度課金方式の動画レンタル/購入サービス)で、1月19日(金)〜2月3日(土)まで独占見逃し配信中。

Hulu(オンライン動画配信サービス)では、日本テレビにて放送された番組「D.U.N.K. -DANCE UNIVERSE NEVER KILLED-」の未公開映像を含むHulu特別版(第1章、第2章ともに)を全話独占配信中。

(C)「D.U.N.K.」製作委員会

◆文=綱島深雪

SKY-HI×FANTASTICS/「D.U.N.K. Showcase in KYOCERA DOME OSAKA[DAY2]」より (C)「D.U.N.K.」製作委員会