日本の冬で、ひとつの象徴ともいえる暖房器具「こたつ」。こたつに入ってぬくぬくしながらみかんを食べる、というのは多くの人が一度はやったことがある冬の過ごし方ではないだろうか。
■ドラマのタイトルにも
ただ、現代では和室がない家も多く、他の家具とそぐわないこたつを置かない家もある。昨年、小池栄子が主演したドラマのタイトルは、その名も『コタツがない家』(日本テレビ系)。
「コタツはないがプライベートサウナがある」という不思議な設定が、ドラマのなかでもネタにされていた。実際、今の時代にこたつを使っている人はどれくらいいるのだろうか。
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■こたつがある家は半数に満たず
Sirabee編集部が、1月9〜11日にかけて全国10〜60代男女1,000名を対象に「こたつの使用状況」について調査したところ、「使っている」と答えた人は31.0%。「持っているがしまっている」という人が16.8%だった。
こたつを持っている人はわずかに半数に届かず、最も多かった答えは「持っていない」の52.3%となる。ドラマと同じく「コタツがない家」のほうが主流派のようだ。
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■北信越では8割が保有
こたつがある・ないは、和室があるかどうか、冬にどれくらい寒くなるかなども影響するだろう。今回の調査を地域別に検証してみると、「使っている」と答えた人が最も多かったのは、北関東で43.6%。
「からっ風」という言葉があるように、北関東内陸部の冬は冷たい風が吹いて寒さが厳しい。都会よりも部屋の広さがあり、こたつを活用しやすいのかもしれない。
また、使用率では北関東には及ばなかったが、保有率が最も高かったのは北信越で、76.3%。この冬は暖冬だったため、持ってはいても使わずにしまっていた家庭もありそうだ。
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■執筆者プロフィール
タカハシマコト:ニュースサイトSirabee編集主幹/クリエイティブディレクター
1975年東京生まれ。1997年一橋大学社会学部を卒業。2014年NEWSYを設立し、代表取締役に就任。東京コピーライターズクラブ(TCC)会員。カンヌライオンズシルバー、TCC審査委員長賞、ACCシルバーなどの広告賞を受賞。
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