Imabari Landscapesは1月31日に、愛媛県今治市から「アーティスト・イン・今治」のコーディネート業務を受託したことを発表した。

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●アーティストを今治市内に招いて地域と交流



 「アーティスト・イン・今治」は、日本国内で活動するアーティストを今治市内に招いて、地域との交流を進めていく取り組みで、まちなかの公共施設において制作活動を行うことで、地域の人々へアートに身近に接する機会を提供しつつ、まちなかの魅力向上および公共施設の利活用促進を図るプロジェクトとなっており、今治市内を舞台にさまざまなイベントが開催される。

 3月1~6日の13~18時(3月2日のみ10~12時、4日は休み)には、アーティストの制作現場を解放する「オープンスタジオ」が行われ、アーティストと対話しつつ制作過程を見学できる。会場は、今治市立中央図書館2階の会議室で、入場料や事前申し込みは不要。

 2月17日の14~15時30分には、丸亀市猪熊弦一郎現代美術館の学芸員である竹崎瑞季氏を招いて、小宮太郎氏の過去作品を振り返る「アーティストトーク」が開催される。小宮氏の言葉を通してこれまでの体験を改めて掘り下げ、アーティストの表現方法や自由な発想の背景にあるものを紐解いていく。会場は河野美術館1階の会議室で、定員は50名。入場は無料だが、事前申し込みが必要となる。

 2月18日の13~15時には、小宮氏が一部の作品で使用している、絵の具を目の荒い布の裏側から押し出す手法を用いて、参加者とともに実際に絵の具を使いながら作品制作を行っていくワークショップ「地球と一緒に絵を描いてみる」が、今治ホホホ座にて行われる。参加対象は小中学生で、定員は10名。参加費は無料だが、事前登録が必要となる。

 3月2日の14~16時には、「アートと地域の接続」をテーマに滋賀を拠点に活動するアートコレクティブ「山中suplex」の共同代表である小宮氏と、鳥取県立博物館の学芸員であり鳥取を拠点に活動するアート・プロジェクト「HOSPITALE」のディレクターでもある赤井あずみ氏に、アートを軸に地方創生を行うそれぞれの立場から、これまで地域で取り組んできたことを紹介してもらう、アート・プロジェクトトーク「アート・プロジェクトと街の関わり方」が開催される。Imabari Landscapesのディレクターである周山祐未氏も交えて、地域で目指していくこれからのアート・プロジェクトの可能性について語り合う。会場は今治市立中央図書館3階の視聴覚室で、定員は50名。
今治市内でアーティストを招いたさまざまなイベントが行われる「アーティスト・イン・今治」開催