群馬県ではサウナ・スパ関連商品等開発支援事業において、県内地場産業を扱う中小製造事業者やデザイナーなど22者(個人事業主含む)が6チームに分かれてさまざまなサウナ・スパ関連の商品を開発中です。
本事業でサウナ飯(通称:サ飯)を開発中のチーム「どーんとぐんま」は、2024年1月28日(日)に群馬県にあるJINSPARK前橋で「トトノウパーク」を開催。商品開発中の「トトノウスープ」の限定250食試食会などを実施いたしました。

■五感でトトノウ 巨大サウナが出現?!

「トトノウパーク」は会場全体をサウナに見立て、「トトノウスープ」の試食に加え、映像や香り、木工体験など五感で“トトノウ”を楽しむイベントとして開催しました。会場内の大きな階段を巨大サウナに見立て、ロウリュ(※)シーンを投影し、屋上テラスにはサウナの世界をのぞけるテントサウナの設置も行いました。また、サウナの妖精トントゥを作る木工ワークショップや、サウナの発祥の地とも言われているフィンランドで有名な木の棒を投げて点数を競うスポーツ「モルック」の体験コーナーも設け、300名を超える方に来場いただき、サウナ好きはもちろんのこと、サウナ未体験の方でも子どもから大人まで誰もが楽しめるイベントとなりました。

※ロウリュとはフィンランドサウナ入浴法で、ストーブの上で暖められたサウナストーンに水をかけて蒸気を発生させることです。

■これまでなかったサウナ前チャージのための“サ飯”を開発

試食を行った「トトノウスープ」は、豚肉、ごぼう、きのこ、切干大根、大豆、にんにく、塩麴など、群馬県産食材をたっぷり使用した体の内側から優しくととのスープです。巷で言われるサ飯とはサウナ後に食べる食事のことですが、「トトノウスープ」はサウナ前の手軽な栄養補給を考え開発いたしました。

開発当初はチームメンバーである高崎市イタリアンレストラン「親子カフェマカロニ」の代表でシェフの岩脇真悟氏のアイデアをもとに、県産食材を使った健康的なサ飯としてパスタの開発を進めていました。しかし、サウナ前に食べる適当な食事があまりないことに着目し、サウナ前に食べる「トトノウスープ」が完成しました。「トトノウスープ」は、うまみ調味料などは使用せず、素材の自然なうまみを味わえるのが特徴です。冷凍パウチでの販売を想定し、具材は小さく刻んでいるため、子どもから高齢者まで幅広い年齢の方に食べやすく仕上げています。

今回のイベントで試食した方からは、「栄養満点の食事をした感じがした」「濃厚だけれどさっぱりおいしい」「体に良さそうでうれしい」などの声をいただき、商品化に向けて大きな手ごたえを得ることができました。今後は温浴施設にメニューとして導入してもらうほか、駅構内の土産店などでの販売も視野に入れています。また、試食会で実施したアンケートの結果をもとにして、さらなる商品開発を行っていく予定です。

■体験型の話題の店舗でトトノウ

会場となったJINSPARK前橋は、アイウエアブランド「JINS」とベーカリーカフェ「エブリパン」を併設した体験型ロードサイド店舗です。公園のような庭やカフェなども併設し、家族で訪れてもらえる新しい滞在型店舗として県内外から多くの人が訪れ注目されています。群馬県前橋市に本社のある「JINS」では2023年2月にくもり止めか加工レンズや耐熱温度120℃のフレームなどの技術を取り入れたサウナを愛する人に向けた“サ陸両用メガネ」を発売していることもあり、今回の企画に賛同いただき、「トトノウフェス」の会場としてご協力いただきました。

開催日:2024年1月28日(日)10:00-16:00 ※入場無料

開催場所:JINSPARK前橋店(群馬県前橋市川原町1-21-9

開催内容:「トトノウスープ」試食会/野菜直売/ロウリュシアター/テントサウナ展示/漢方とハーブのお茶の試飲/トントゥのワークショップ/モルック体験/NETSUGENブース

主催:どーんとぐんま(群馬県サウナ・スパ関連商品等開発支援事業)/NETSUGENサウナ

協力:JINSPARK前橋/木工ワークショップKITCO/がってん野菜/明治皮膚科/BESTONE/ザスパクサツ群馬/スマット/コネクト合同会社 他

「トトノウスープ」は、群馬県が実施中のサウナ・スパ関連商品等開発支援事業に参加する県内企業や個人が参加するチーム「どーんとぐんま」が開発した群馬県産の素材を使用したサウナ前のエネルギー補給にお勧めなスープです。

発売日:2024年春頃予定

発売場所:群馬県内温浴施設 等

形態・内容量:冷凍パウチ・内容量未定

原材料名:豚肉、ごぼう、きのこ、切干大根、大豆、にんにく、塩麴 等

■商品開発者コメント(チーム「どーんとぐんま」 開発メンバー 加藤美季)

私は仕事を終えて夜にお風呂感覚でサウナへ行きます。一般的なサ飯はカレーやラーメン、唐揚げといったハイカロリーなものが多いですが、サウナ前チャージができる栄養価の高いサ飯ができないかと考えて開発を勧めました。チーム名の「どーんとぐんま」は、英語の「Dawn to GUNMA(群馬の夜明け)」からサウナスパシーンにおける新しい文化の創造という意味が込められてています。「トトノウ スープ」でこれまでにない新しいサウナ文化を作っていきたいと考えています。

イベントに参加したチーム「どーんとぐんま」メンバー

写真前列左から 加藤美季(素肌美サロン 代表)、小森美千代(タイ古式マッサージSuayLom 代表)、後列左から 山上真毅(群馬県庁 職員)、 岩脇真悟(親子カフェマカロニ 代表)、笠原章吾(株式会社テングッド クリエイティブ・ディレクター コピーライター)

群馬県が実施中の事業で、「リトリート」という新たな視点から県内地場産業を再編集し、従来とは一線を画する新たな県内地場産業の一面を発信することで、県内繊維産地及び地場産業の活性化を図ることを目的としています。本事業を通して、県内中小製造事業者、デザイナー、コーディネーター等の事業者連携による新商品の開発支援を行っています。昨年7月から開始して、参加事業者22者(個人事業主含む)が6チームに分かれ、繊維製品や食品などの開発を進めています。

本事業に関するお問い合わせ先:群馬県産業経済部地域企業支援課地場産業係

               TEL.027-226-3358  E-mail jibasan@pref.gunma.lg.jp

配信元企業:群馬県 サウナ・スパ関連商品等開発支援事業事務局

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