キングスマン」「キック・アス」シリーズで知られるマシュー・ボーン監督が、現在撮影中の「デッドプール3(仮題)」に関する興味深い見解を示した。

ボーン監督は「デッドプール3」に直接関与していないものの、「X-MEN:ファースト・ジェネレーション」の監督を手がけ、内部事情に詳しいだけに、そのコメントは注目に値する。

「『デッドプール VS ウルヴァリン』あるいは『ウルヴァリン VS デッドプール』の話を聞いて、私は驚愕した」とボーン監督は米バラエティの取材でコメント。詳しい内容について触れなかったものの、「この映画がMCU全体を救うことになるだろう」と述べている。

デッドプール3(仮題)」は、「デッドプール」がシリーズ史上初めてマーベル・シネマティック・ユニバースに参加する注目作。「デッドプール」のほか、「X-MEN」の映像化権を所有する20世紀フォックスディズニーに買収されたことにより実現したもので、マーベル・スタジオケビン・ファイギがプロデューサーを務める。監督は「フリーガイ」「アダム&アダム」のショーン・レビ。

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)といえば、昨年の「アントマン&ワスプ クアントマニア」と「マーベルズ」が興行で苦戦を強いられた。スーパーヒーロー疲れが囁かれるなか、2024年に唯一公開されるマーベル作品である「デッドプール3(仮題)」の興収に注目が集まっている。

ちなみに、ボーン監督は最新作であるスパイ映画「ARGYLLE アーガイル」の全国公開を3月1日に控えている。「デッドプール3(仮題)」は2024年11月8日全米公開予定。

今年11月8日に全米公開予定 Photo by Todd Williamson/E! Entertainment/NBC via Getty Images