かわぐちかいじ氏の大ヒットコミック「沈黙の艦隊」を原作とし、日本のAmazonスタジオが巨額の予算を投じ映像化したAmazon Originalドラマ「沈黙の艦隊 シーズン1 ~東京湾大海戦~」(2月9日から配信開始)のメイキング映像と写真(5枚)、新場面写真(2枚)が一挙に披露された。

【フォトギャラリー】壮大スケールのメイキング写真と新場面写真

映像と写真は、実物の潜水艦を使用し撮影された様子など、"日本発・世界レベル"とも言えるほど壮大なスケールの制作風景を詳細に映し出している。

【「沈黙の艦隊 シーズン1 ~東京湾大海戦~」作品概要】

大沢たかおの主演で実写化され、2023年秋に公開された映画「沈黙の艦隊」に、劇場版未収録のシーンを追加し、さらに劇場版のラスト以降の物語を描く全8話の完全版ドラマ。

Prime Videoが日本の劇場版映画を製作し、その後ドラマシリーズとして全世界に配信をするのは初の試みとなる。制作は、映画「キングダム」シリーズや「ゴールデンカムイ」などのヒット大作を手がけるクレデウス。日本のエンタテインメント作品では初めて海上自衛隊潜水艦部隊の協力を得て撮影した実物の潜水艦と、日本屈指のVFX技術を融合し、臨場感たっぷりの映像世界を創出した。

全8話で構成される本シリーズの前半は、劇場版のストーリーをより多くの登場人物にフォーカスをすることで、人間ドラマに更に厚みを持たせて描く。後半の見どころは劇場版の続きとなる沖縄沖海戦、東京湾海戦が舞台となる壮大なバトルシーンだ。

2月9日からPrime Videoにて世界独占配信となる(2月9日に1~6話、16日に7~8話を配信)。

【壮大な撮影風景とらえたメイキング】

メイキング映像は、壮大なスケールで描かれる「沈黙の艦隊」の撮影風景。大沢が潜水艦内での動きをリアルにするべく、ヘッドホンの使い方など些細なことでも海上自衛隊潜水艦乗組員に所作指導を請うなど、迫真性を追求するスタッフ・キャストの姿も映し出されていく。

大沢は主演だけでなくプロデューサーも兼務しており、本作を世界へ発信するエンタテインメントとして企画立案。「挑戦とか初めてづくしでしたが、それぐらい我々がトライしないと、お客さんが喜んでくれない時代ですから。現場は大変でしたが、その時に自分たちのできることは、全部やり尽くしたと思います」と、並々ならぬ意気込みを明かす。

また、巨大な撮影セットについては、海上自衛隊潜水艦乗組員が驚くほど精密に作られており、これには大沢も「このセットには美術チームのみんなの研究と想いがこもっているんです。そもそも原子力潜水艦の情報は外に出ていないのでわからないんです。それを色々なところから調べて、形にしてくれたことに、ものすごく感謝しています」と絶賛と自信をのぞかせた。

さらに、その巨大なセットをクレーンで吊り上げ、傾け、潜航中の発令所の動きを再現することにこだわったという。同シーンに参加した水川あさみは「セットが持ち上がるって初めて見ました。アトラクションのようで私は喜んで楽しんでました(笑)」と驚きの面持ち。ほか、メインキャストの1人である玉木宏も「主演として、プロデューサーとして、大沢さんのこの作品に対する気持ちの大きさをひしひしと感じました」と最敬礼の様子だ。

これほどの費用と手間と情熱を注ぎ創出された「沈黙の艦隊 シーズン1 ~東京湾大海戦~」。プロデューサーの松橋真三(「キングダム」シリーズ、「ゴールデンカムイ」など)は、「これから世界に起こるかもしれない本当の危機みたいなものを先取りした作品になっています。このような作品を日本で出すのは初めてではないかと自信を持っています」と、手応えを口にしている。

Amazon Originalドラマ「沈黙の艦隊 シーズン1 ~東京湾大海戦~」は、2月9日から配信開始。

大沢たかお主演、玉木宏、江口洋介、上戸彩、水川あさみら共演 (C)2024 Amazon Content Services LLC OR ITS AFFILIATES.原作/かわぐちかいじ『沈黙の艦隊』(講談社「モーニング」所載)