マンチェスター・ユナイテッドのエリク・テン・ハグ監督が激動の試合を振り返った。クラブ公式サイトが伝えた。

プレミアリーグでは2試合勝利から遠ざかっていた状況の中、1日に第22節のウォルバーハンプトン戦に臨んだユナイテッド。前半はイングランド代表FWマーカス・ラッシュフォードのシュートで先制し、デンマーク代表FWラスムス・ホイルンドのゴールでリードを広げ、2-0で試合を折り返した。

しかし、後半に入ると、PKから反撃の1点を献上。スコットランド代表MFスコット・マクトミネイのゴールで再びリードを2点に広げるも、終盤から後半アディショナルタイムにかけて2失点し、3-3の振り出しとなってしまう。

それでも97分、左サイドからドリブルで切り込んだU-19イングランド代表MFコビー・メイヌーが見事なコントロールショットをゴール右隅に流し込み、土壇場で勝ち越し。後半は苦しんだものの、なんとか勝ち点3を手にした。

テン・ハグ監督は「この勝利はとても大きい。だが、この試合には多くの側面がある」と内容に言及。苦戦の要因にはダメ押しゴールを奪いきれなかった点などを挙げている。

「最初にポジティブな点を考えてみると、我々は非常に良いプレーをしていたし、1時間は試合を支配したと思う。3-0か4-0で試合を決めるべきだったのにそれができなかったし、結局かなり甘さが出た内容になった。ああいった失点はあってはならないことだが、その後は底力を見せた。特にコビー・メイヌー。素晴らしいゴールだった」

「複雑な気持ちだが、最終的には満足している。長時間にわたる我々のパフォーマンスやレベルには満足していたが、ゲームを支配して2-0 や 3-1 でリードしている時、相手に反撃を許してはならない。甘すぎるし良くないことだ」

「我々はそこの改善に取り組む必要があるが、最初の60分間で達したレベルには非常に満足している」

また、プレミアリーグ初ゴールでチームを救ったメイヌーについては改めてコメント。その能力の高さを絶賛した。

「彼は驚くべき進歩を遂げている。素晴らしい能力を持っている現代型のミッドフィルダーだ。守備も攻撃もできるが、その両方をこなせるフィジカルも備えている。そして冷静さも併せ持っている」

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