足立区の優れた製品・技術を認定する「足立ブランド」は、2024年2月6日(火)~2月8日(木)の3日間、東京ビッグサイトで開催される「第97回東京インターナショナル ギフト・ショー」に出展致します。「足立ブランド」認定企業であり、ギフト・ショー出展企業でもある株式会社安心堂の「なんでもくん」をご紹介します。


現代は誰でも起業ができる、誰でもデザインができる、誰でも作り手側に回ることができる。

そんな時代です。


自分がデザインしたオリジナルグッズを販売して利益を上げたい。自社が商品開発した食品やサプリメントを販売したい。販売促進のためにオリジナルノベルティを製作して消費者に配布したい。音楽活動を展開しており、アーティストグッズやコンサートグッズを製作して収益の足しにしたい。

そうお考えの方も多いことでしょう。


しかし、上記のような希望を抱いたときに、最大の障壁がまだひとつ残っています。ロットです。

デザインがあれば誰でもTシャツやマグカップなどオリジナルグッズを作ることができます。

個人で楽しむだけならそれで充分ですが、「それを販売して利益を上げよう」と考えると、大量に作って単価を下げる必要がありますよね。売れる保証が無い初めてのチャレンジで大量生産は厳しい。

しかし少量製作しても単価が高くなりすぎて売り物にならない。私たちはこの「ロット問題」を解決する革新的な「少量でもオリジナルグッズ化できる」印刷機を開発しました。


■ 全ての既製品を世界にひとつだけのオリジナル品に。誰でも簡単に製版・印刷できる印刷機。


こちらの画像をご覧ください。

どこにでも売っているような普通の野球ボールです。これを「オリジナルグッズにしよう」と思ったときに、必要なのは印刷データと、私たち足立ブランド認定企業である株式会社安心堂が販売している手動式小型パッド印刷機「なんでもくん」だけです。


試しにロゴデータのようなものを作って印刷してみましょう。誰でも簡単に製版から印刷まで、ご自身の手で行うことができる「なんでもくん」なら超精密印刷から日用雑貨の印刷まで、手刷りで高性能な印刷を実現できます。

せっかく作った版ですので、他のものにも転用してみましょう。

「なんでもくん」はパッド印刷と呼ばれる、インキを弾力のあるシリコンパッドに転写して、スタンプのように押し付けて印刷する機械です。柔らかいシリコン製だから、平面ばかりでなく、なだらかな曲面や凹凸のある面にも印刷が可能です。


もちろん大きさや材質など、多少の制約や限界はありますが、「なんでも」印刷ができる。

つまり、既製品に「なんでも」名入れができる。既製品が「なんでも」オリジナルグッズになる。

そんな印刷機です。

名入れをすることで、オリジナルグッズになる。付加価値が生まれる。

そこで私たち安心堂は自身が展開する印刷業と印刷機の販売を「付加価値製造業」と捉えて、「付加価値の創造と実現」「付加価値の内製化」「付加価値の試作・模索」を基幹サービスとしています。


■ 名入れ・印刷を内製化できることで生まれる価値

安心堂にご相談でお越しになるお客様で特に多いのが「試作・テスト販売をしたい」お客様です。

たとえばあなたがサプリメントや化粧品を開発して販売されたい事業者さんだとします。

自社の商品に自信はあるが、まだ初回販売でどれぐらい売れるかもわからない。反響があったら、その売上を元手に大量生産したい。しかし商品を売るには必ず容器やパッケージが必要です。

100均で売っている無地のボトルに入れたり、シールを貼って販売する訳にはいかない。しかし初回からオリジナルボトルを製作して5,000個や1万個、時には10万本の在庫を抱える訳にはいかない。

そんな時に安心堂と「なんでもくん」は最大の効果を発揮します。


これはスパイスを開発されたお客様が、既存の透明な容器をお持ちになり、自身が考える商品名・パッケージデザインが「なんでもくん」で印刷可能かを検証するために安心堂を訪ねられた際に撮影した写真です。

その後、このお客様は「なんでもくん」をお買い上げになり、自社製品の製造・販売を「パッケージの印刷」まで内製化されています。その都度、内製で印刷するため、当初1万本以上を提示されていた商品を入れるオリジナル容器の在庫は常に最小で済んでいます。


これが起業や新商品の開発にあたって、どれほど大きなことか。

きっとお分かりいただけるでしょう。

もちろん、「印刷機を買うほどの投資は今はできない」という小規模な事業者さんもいらっしゃるでしょう。その場合は、ぜひ既製品の容器やグッズをお持ち込みいただいて、試作や小ロットの印刷を私たち安心堂にご依頼ください。

私たちがご依頼の印刷を行う際に使う機械も「なんでもくん」です。

売れ行きやロットが安定してきたら、いつでもあなたの会社での内製化に切り替えることができる。

そのまま安心堂への小ロットの外注で生産を委託することもできる。


この通常持ち得ない「選択肢」こそが、「なんでもくん」最大の魅力です。


■ 全国の「初心者」仲間があなたを助けてくれる稀有な印刷機

確かに魅力的だが、そうは言っても印刷機なんてこれまで使ったことが無い。

データを作ることはできるが、本当に自分に印刷など出来るのか。

紙ならともかく、凹凸のあるグッズへの印刷なんて素人の自分で上手く行くのか。

そう思われる方も多いことでしょう。


[ 手動式小型パッド印刷機 なんでもくんANG-4 本体仕様 ]

本体サイズ:幅470mm x 奥行き 420mm x 高さ 230mm / 重量:17.8kg

本体価格:¥272,800(税込)

(製版機・消耗品などは別売です)


これが「なんでもくん」本体の全体写真です。

電源すら無い。手で動かすためのバーが付いたシンプルな形状です。

大体家庭用の電子レンジぐらいの大きさ・重量と言えば伝わるでしょうか。

多少の慣れは必要ですが、操作も非常にシンプルです。

これまでに10年以上販売しており、多くのユーザーさんがいらっしゃいます。

そして、これらのユーザーさんの特徴は「ほぼ全員が印刷の素人の状態で購入された」ということです。


そして私たち株式会社安心堂が、「なんでもくん」の操作・活用を全力でバックアップします。

元々ご購入前には必ず安心堂にお越しいただいて、技術研修を受けて「確かに自社商品への名入れや目的とするオリジナルグッズの製作に活用できる」とご納得の上で購入していただく形を取っておりましたが、2022年からは「なんでもくんオンラインマニュアル」Webサイトを安心堂企業Webサイトとは別に開設しました。

基本的な使用方法やユーザーさんから寄せられる良くある質問、そしてユーザーさんの活用方法などを写真・動画・文字でわかりやすくまとめています。


なんでもくんオンラインマニュアル

https://nandemokun.com/

このWebサイトで最もお伝えしたかったのは「誰でもできる」「なんでもできる」ということ。

利用者さんのインタビューを見れば、自社商品へのロゴ名入れに活用されて商品製作を内製化されている方もいれば、島嶼部にお住まいで自社製品以外に頼まれれば島の人の釣り竿やサザエのフタなど文字通りなんでも印刷してしまってコミュニケーションツールとして活用している方、天体望遠鏡から双眼鏡まで自社製品の名入れに専属の社員さんまで立てて活用されている株式会社ビクセンさんなど、本当に様々なユーザーさんがいらっしゃいます。

障がいをお持ちの方の就労支援施設などでも活用されている印刷機なのです。


印刷機としてはもちろん可能ではあるのですが、「サザエのフタに名入れ印刷して箸置きにする」という用途は、「なんでもくん」の開発・製造元である安心堂でも想像すらできないものでした。

こうして、「初心者だからこそ」の疑問や気付きが寄せられることでオンラインマニュアルがどんどん充実していき、他のユーザーさんの使い方が自身が購入した機械の新たな有効活用法に繋がる。

そんな集合知と連帯感を呼ぶ印刷機でもあります。


代表より

株式会社安心堂 代表取締役:丸山 有子

「なんでもくん」はとってもアナログな機械です。

もし目の前に10万個の名入れをしなければいけないグッズがあって、他の印刷機と競争したら、恐らく世界で最も疲れる印刷機だと思います。全部手動なので。


しかし、手動というアナログ技術だからこそ、操作も簡単で、少量を簡単に印刷できる。そして素材や対象物を選ばない。つまり、少量多品種を生産するなら、極めてスピーディーな機械なのです。

ここに、手動の面白さがあります。

アイデア次第で他者には真似のできない価値を生み出すことができる。そんな機械です。

アイデアを自由に形にできる時代、それでもやはり、それを「形」にして収益を上げようと思うと数量や価格の制約を受けてしまいます。

できる限りあなたのアイデアを形にしたい。私たちの技術であなたの商品の付加価値を上げたい。

これが安心堂が取り組むテーマです。

定期的「なんでもくん」の使い方をレクチャーするオンラインイベントや、ご自身が作りたい製品を持ち込んでの購入を検討するための見学会や研修も開催しておりますので、ぜひお気軽に株式会社安心堂Webサイト内のお問い合わせフォームからご連絡ください。


コロナ禍では、「なんでもくん」でグラスに印刷を施して「沿線グラス」というオリジナル商品をリリースしました。


普段あまりクローズアップされない駅にも、そこに住む人たちの様々な人生が行き来しています。

今は離れて暮らしているけれど懐かしく振り返る故郷の駅や、廃線になって無くなってしまった路線など、行き交った人の数だけストーリーがあります。

今まで当たり前だと思っていた出来事が、当たり前では無くなってしまったあのとき、地元愛の大切さに気が付きました。

「沿線」が描かれたグラスで、懐かしい思い出に浸りながら大好きなお酒を楽しんだり、同じグラスを持っている人同士が集まってお酒を飲みながら地元愛を語り合ったりできたら楽しい。

「今はコロナで難しいかもしれないけれど、またみんなで笑顔で集まろう!」それが未来への希望になるのではないか、沿線グラスは人を笑顔にすることができるのではないか、と考えました。

全国から「自分の路線も作って欲しい」といった要望やお問い合わせをいただき、慣れないメディア取材も体験しました。人の想いには人を動かす力があること、そしてそれを実現できる自社の印刷機が持つ可能性を、改めて感じた出来事でした。

私たちが感じている可能性、ユーザーさんがこの「なんでもくん」で広げられた可能性を、ぜひデザインやものづくりに関わる全ての方に知っていただきたいと思います。


また、2024年2月6日(火)~2月8日(木)の3日間、東京ビッグサイトで開催される「第97回東京インターナショナル ギフト・ショー」にも「足立ブランド」で出展致します。

「足立ブランド」は、区内企業の優れた製品・技術を認定して、その素晴らしさを全国に広く発信することで、区内産業のより一層の発展と足立区のイメージアップを図ることを目的とした事業です。

株式会社安心堂は、この「足立ブランド」の第一号認定企業です。

ギフト・ショー内の「SOZAI展」コーナーに「足立ブランド」として出展しており、「なんでもくん」実機の展示はもちろん、印刷のデモ、そして上記の「沿線グラス」「なんでもくん」を活用して製作した商品として展示しておりますので、ぜひご来場ください。


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企業情報

株式会社安心堂

https://anshindo.ink/

なんでもくんオンラインマニュアル

https://nandemokun.com/


会社名:株式会社安心堂

住 所:東京都足立区江北3-21-6

電話番号:03-3896-6181

代表者:丸山 有子

事業内容:

・成形物への印刷(パッド印刷・UV印刷・スクリーン印刷)

・手動式小型パッド印刷機「なんでもくん」の設計販売

・創造的印刷物の製造

・オリジナルお線香「焚経香」製造販売


※通常の印刷依頼、「なんでもくん」を利用したパッド印刷以外の印刷も請け負っています。


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取材など掲載情報に関するお問い合わせは、「足立ブランド」の運営事務局でもある産業経済部産業振興課ものづくり振興係でも受け付けております。


産業経済部産業振興課ものづくり振興係

電話番号:03-3880-5869

ファクス:03-3880-5605


足立ブランド公式Webサイト

https://adachi-brand.jp/




配信元企業:足立ブランド

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