公益財団法人静岡県文化財団・グランシップでは、ドラマ「大豆田とわ子と三人の元夫」や、日本アカデミー賞最優秀音楽賞を受賞した映画「竜とそばかすの姫」、米津玄師等のJ-POPのトップシーンのアレンジメント、2024年4月から放送されるアニメ「怪獣8号」まで、縦横無尽に活躍の場を拡げる作曲家・音楽家、坂東祐大による現代音楽と、「しずおか連詩の会」に3度参加した詩人・文月悠光のことばを組み合わせた全く新しい、先鋭的なコンサートを開催します。

  • 「坂東祐大&文月悠光 音楽と詩と声の現場2024」 公演概要

日時:2024年3月20日(水・祝) 17:00開演

会場:グランシップ 中ホール・大地

出演:坂東祐大(作曲家/音楽家

   文月悠光(詩人)

   多久潤一朗(フルート

   秋田勇魚(ギター)

   石上真由子(ヴァイオリン

   矢部華恵(朗読)

チケット:全席指定/一般5,000円 こども・学生1,000円 ※未就学児入場不可

チケット販売:グランシップチケットセンター窓口、電話(054-289-9000)、

       グランシップホームページ(https://www.granship.or.jp/visitors/event/detail.php?id=3133

  • 出演者 プロフィール

●坂東祐大 (ばんどう ゆうた) (作曲家/音楽家

1991年生まれ。大阪府出身。刺激と知覚の可能性や脱構築などをテーマに、幅広い創作活動を行う。作品はオーケストラ、室内楽から立体音響を駆使したサウンドデザイン、シアター・パフォーマンスなど多岐に渡る。東京藝術大学附属音楽高等学校を経て、東京藝術大学作曲科を首席で卒業。同修士課程作曲専攻修了。第25回芥川作曲賞受賞(2015年)、長谷川良夫賞(2012年)、アカンサス音楽賞(2013年)受賞、第83回日本音楽コンクール入賞。作品はフランス国立放送フィルハーモニー管弦楽団ロンドンシンフォニエッタ、東京フィルハーモニー交響楽団新日本フィルハーモニー管弦楽団、いずみシンフォニエッタ大阪、東京現音計画、LAPS Ensemble などによって国内外で多数演奏されている。代表作に、「花火-ピアノとオーケストラのための協奏曲 (2017,サントリー芸術財団委嘱作品」、「SONAR-FIELD (2019, Ensemble FOVE, Shibaurahouse)」、「TRANCE (2018, 京都芸術センターでの共同製作)」、『ドレミのうた』、『声の現場』(テキスト:文月悠光、OPEN SITE 6 TOKAS 推奨プログラム)。2022年1月には初の作品集となる「TRANCE / 花火」がDENONレーベルよりリリースされる。また3月と10月には初となる作曲の個展『耳と、目と、毒を使って』(京都芸術センター、および浜離宮朝日ホール)が開催された。2016年、Ensemble FOVE を創立。代表として気鋭のメンバーと共にジャンルの枠を拡張する、様々な新しいアートプロジェクトを多方面に展開している。また上記のメインワークに加え、ジャンルを横断した活動も多方面に展開する。映像作品の音楽に、ドラマ『大豆田とわ子と三人の元夫』(坂元裕二 脚本)、映画『竜とそばかすの姫』(細田守監督、 音楽:岩崎太整、Ludvig Forssellと共に )等。『竜とそばかすの姫』は、第44回日本アカデミー賞にて「最優秀音楽賞」、第36回日本ゴールドディスク大賞「サウンドトラック・アルバム・オブ・ザ・イヤー」を受賞した。米津玄師との共同編曲、宇多田ヒカルの編曲及び指揮、嵐 「カイトオーケストラアレンジメント等。

作曲を故・野田暉行、安良岡章夫、野平一郎、ピアノを中井正子 各氏に師事。

●文月悠光 (ふづき ゆみ) (詩人)

1991年北海道生まれ。詩人、武蔵野大学客員准教授。16歳で現代詩手帖賞を受賞。高校3年のときに発表した第1詩集『適切な世界の適切ならざる私』(ちくま文庫)で、中原中也賞、丸山豊記念現代詩賞を最年少18歳で受賞。そのほかの詩集に『屋根よりも深々と』(思潮社)、『わたしたちの猫』(ナナロク社)。エッセイ集に『洗礼ダイアリー』(ポプラ社)、『臆病な詩人、街へ出る。』(新潮文庫)がある。高校の国語教科書『高等学校 新編現代の国語』(第一学習社)に『臆病な詩人、街へ出る。』の一部が教材として掲載中。2023年、6年ぶりの新詩集『パラレルワールドのようなもの』(思潮社)で富田砕花小を受賞。

詩の朗読、詩の展示、現代音楽作品に参加するなど多方面で活動中。札幌文化芸術交流センターSCARTS、ログロード代官山での詩の展示、小川珈琲「コーヒーの詩」(朗読:夏木マリ)、「ミヨシ石鹸」の詩の連載・朗読(雑誌「婦人之友」広告欄に掲載)など幅広く活動中。2021年、作曲家・坂東祐大と初のサウンドインスタレーション作品「声の現場」を発表した(TOKAS本郷での展示、京都芸術センター・浜離宮朝日ホールでの公演版がある)。2013年より「しずおか連詩の会」に3度参加。県内の小学校で連詩ワークショップを行うなど静岡の縁も深い。

●多久潤一朗 (たく じゅんいちろう) (フルート

東京藝術大学在学時より現代音楽を中心に活動を始め、国内外の作曲家の新作初演を多数手がける。ソリストとしてもこれまでに新日本フィルハーモニー管弦楽団はじめ数々のオーケストラと協奏曲を共演した。また自身がリーダーを務める次世代型フルートトリオマグナムトリオ』はイギリスカナダロシア、韓国他様々な国の音楽祭からオファーを受け招待公演を行なっている。TV、CM、映画音楽などのレコーディングは年間100本を超え、アニメ「鬼滅の刃」や米津玄師パプリカ」、Nintendo Switchスーパーマリオ」「ゼルダの伝説」などのフルート及び和笛、民族笛などを担当している。

●秋田勇魚 Isana Akita (ギター)

慶應義塾大学卒業。パリ地方音楽院で研鑽を積む。「旬のギタリストを聴く~Hakujuギター・フェスタ2019」、「ヤマハホール10周年記念Acoustic Guitar Festival Special Concert」に出演。デビューアルバム「AQUARELLE」を日本コロムビアよりリリースし、レコード芸術の特選盤に選定される。『L'atelier ISANA』と題したクラシック・ギターの音楽表現の可能性を追求するコンサートシリーズ、コミュニケーションアプリで配信中の「Morning Routine Music」やYouTube「旅ギター」が好評を博している。

●石上真由子 (いしがみ まゆこ) (ヴァイオリン

日本音楽コンクール等、国内外で優勝・受賞多数。題名のない音楽会、NHKクラシック音楽館、NHK-FM名曲リサイタルやリサイタル・ノヴァ等に出演。東京交響楽団東京都交響楽団、読売日本交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団京都市交響楽団、仙台フィルハーモニー管弦楽団、大阪交響楽団大阪フィルハーモニー交響楽団、ブラショフ国立交響楽団、関西フィルハーモニー管弦楽団、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団セントラル愛知交響楽団など、内外で多数のオーケストラと共演。欧米各地の音楽祭・演奏会に出演。長岡京室内アンサンブル、アンサンブル九条山メンバー。Ensemble Amoibe主宰。Music DialogueCHANEL室内楽、京都コンサートホール、公共ホール音楽活性化事業登録アーティスト。京都市芸術新人賞、音楽クリティック・クラブ賞、大阪文化祭賞、青山音楽賞、藤堂音楽賞受賞。日本コロムビアよりCD「ヤナーチェク:ヴァイオリンソナタ」、「ブラームス:ピアノとヴァイオリンのためのソナタ第1番」、ALTUSより「ラヴェル:ツィガーヌ」好評発売中。

●矢部華恵 (やべ はなえ)(エッセイスト/ナレーター/ラジオパーソナリティ)

1991年 アメリカ生まれ。 東京藝術大学音楽学部 楽理科 卒業。6歳から日本に住み、10歳よりモデル活動を開始。12歳で『小学生日記』を刊行以来、本を多数出版。テレビ番組のレポーターとして「世界遺産~一万年の叙事詩~」(NHK)全シリーズ、「世界ふしぎ発見!」(TBS)などに出演。TVナレーションで「地球タクシー」「Zero Waste Life」(NHK)他、CMナレーションでは「LUX BATH GLOW」を担当してきた。現在「山小屋ストーリーズ」(InterFM)のパーソナリティをつとめる。

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