アフリカ・ネーションズカップ(CAN)2023準々決勝の2試合が2日に行われた。

ラウンド16でカメルーン代表を下したナイジェリア代表と、ナミビア代表に快勝したアンゴラ代表の一戦は、1-0で勝利したナイジェリアが準決勝進出を決めた。

5大会ぶりの優勝を目指すナイジェリアは、ベスト4入りを懸けた一戦に向けてオシムヘン、ルックマン、イウォビといった主力を先発で起用した。

ナイジェリアは開始早々にセットプレーからピンチを迎える。4分、フレディの右CKをニアのジルベルトがフリックし、最後はゴール前のマブルルが詰めたが、これはGKヌワバリがファインセーブ

その後は地力で勝るナイジェリアが主導権を握るが、集中した守りを見せるアンゴラ守備陣を攻略することができない。24分には、サイモンの右クロスからオシムヘンがチャンスを迎えたが、ヘディングシュートは相手GKの正面を突いた。

前半半ば以降も膠着状態が続いたが、ナイジェリアが41分にスコアを動かす。サヌシのスルーパスに反応したサイモンが左サイドを抜け出すと、ボックス左から冷静に中を確認しマイナスに折り返しを供給。走り込んだルックマンがダイレクトシュートをゴールに突き刺した。

ナイジェリアの1点リードで迎えた後半、一進一退の展開で推移した中、先にチャンスを創出したのはアンゴラ。59分、ショウのスルーパスでボックス内に抜け出した途中出場のジンが決定機を迎えたが、狙いすましたシュートは右ポストに弾かれた。

ピンチを凌いだナイジェリアは、75分に決定機を迎える。敵陣中盤で獲得したFKからルックマンがボックス内にロングボールを供給すると、ゴール前の抜け出したオシムヘンが強烈なヘディングシュートでネットを揺らしたが、これはVARの末にオフサイドと判定され、ゴールは取り消された。

結局、試合はそのまま1-0でタイムアップ。クリーンシートでアンゴラを下したナイジェリアが2大会ぶりのベスト4進出を決めた。

また、ラウンド16で強豪エジプト代表をPK戦の末に下したDRコンゴ代表と赤道ギニア代表を下したギニア代表の一戦は、3-1で勝利したDRコンゴがベスト4進出を決めた。

DRコンゴは20分にモハメド・バヨのPKで先制を許すも、27分にシャンセル・ムベンバのゴールで試合を振り出しに戻す。その後、65分にヨアン・ウィサのPKで逆転すると、82分にもアルチュール・マズアクがゴールネットを揺らし、3-1で逆転勝利を飾った。

ナイジェリア代表 1-0 アンゴラ代表
ナイジェリア
ルックマン(前41)

DRコンゴ代表 3-1 ギニア代表
DRコンゴ
ムベンバ(前27[PK])
ウィサ(後20[PK])
マズアク(後37[PK])
ギニア
バヨ(前20[PK])