ルートン・タウンを率いるロブ・エドワーズ監督が、今冬にシント・トロイデンから加入した日本代表DF橋岡大樹について語った。2日、イギリスメディア『Luton today』がコメントを伝えている。

 現在24歳の橋岡は浦和の育成組織出身で、2種登録選手時代の2017シーズンにトップチームデビューを飾ると、翌年に正式にトップチームへ昇格。浦和ではルーキーイヤーから主力の1人として活躍し、天皇杯JFA第98回全日本サッカー選手権大会でも優勝に貢献した。2021年1月には海を渡り、シント・トロイデンへ期限付き移籍で加入。翌年1月に完全移籍へ切り替わると、ベルギーでは合計4シーズン、約3年間の月日を過ごして公式戦通算91試合出場2得点を記録し、主力としてチームをけん引し続けた。そして、1月30日にはシント・トロイデンを離れ、ルートン・タウンに完全移籍で加入。新天地をイングランドに求めた。

 そんな橋岡が加入したルートン・タウンは3日にプレミアリーグ第23節でニューカッスル戦を迎えるが、同試合を前にした記者会見でエドワーズ監督は橋岡について「彼は新加入選手で、もうグループに入っているが、まだここに来て数日しか経っていないし、すぐに私たちのチームに入るとは思わない。私たちと一緒に遠征するが、彼に多くを求める前に、少なくとも1週間は学んでもらいたいと思う」とコメント。橋岡のニューカッスル戦でのデビューは実現しないことを示唆した。

 続けて、エドワーズ監督は「彼は素晴らしい若者だ。私たちに良いコントロールをもたらしてくれるし、サッカーも上手くて、アグレッシブに守備も行う。それは前重心でプレーする私たちにとって、本当に本当に重要なことだ。たくさんの時間があるだろうし、私たちも彼に対して忍耐強くならなければならない。なぜなら私たちのプレー方法は非常にユニークで、それに対する準備ができていなければならないからだ。しかし、彼はすべてをやってくれるだろう」と期待を寄せた。

橋岡(写真はチュニジア戦)[写真]=Getty Images