スペインのTV番組に出演したジャーナリストが、キャサリン皇太子妃は腹部手術を受けた後「危険な状態になっていた」と発言したことが明らかになった。これに対して、王室関係者は「まったくもって、馬鹿げたことだ」と怒りを露わにし、「絶対にあり得ません」とその内容を完全否定した。

キャサリン皇太子妃は現地時間1月16日英ロンドンのメリルボーン地区にあるプライベート医院「ザ・ロンドン・クリニック」で腹部手術を受け、その後入院生活を送った。

当時、ケンジントン宮殿が発表した声明文では、「皇太子妃は公共の方々に対し、子ども達のために可能な限り平常心を保ちたいという願いと、個人的な医療情報を非公開にするという願いが理解されることを望んでいます」と述べ、詳しい病状は明かしていなかった。

同日、英ITVの王室担当記者クリス・シップ氏は自身のX(旧Twitter)で、「ウェールズ公妃の手術は、がんに関連するものではないと伝えられた」と記していた。

そして同月29日には、皇太子妃が2週間の入院期間を経て退院し、英ウィンザーにある自宅アデレード・コテージに戻ったことが発表された。

しかしこの前日の28日、スペインの人気情報番組『Fiesta』に出演したジャーナリストのコンチャ・カジェハ氏(Concha Calleja)が、キャサリン皇太子妃の手術後について「経過が良くなかった」と発言していたことが明らかになった。

英メディア『The Times』が報じたところによると、コンチャ氏は皇太子妃の手術後の様子について「合併症が生じたため、医師達はその時点で思い切った決断を下さなければならなかったのです」と言い、こう続けたという。

「その決断とは、彼女を昏睡状態にさせることでした。挿管しなければなりませんでした。予期していなかった深刻な合併症が起こったのです。なぜなら、手術は成功したものの、術後の経過が良くなかったからです。」

さらにコンチャ氏は、手術後の皇太子妃の生命が「非常に危険な状態にあった」とも述べた。

そして、皇太子妃の今後の回復について「もしかしたら少しサポートが必要になるかもしれません」と言うと、ウィンザーの自宅アデレード・コテージは、彼女をサポートするため「実質的に、病院全体のように準備されています」と付け加えた。

この発言に対し、ケンジントン宮殿の情報筋が『The Times』の取材に応じ、「まったくもって、馬鹿げたことだ」と怒りを露わにし、このように続けた。

「あのジャーナリストは自分が発言したことについて、王室の誰にも事実確認を行いませんでした。根本的に完全な作り話です。」

そして、「この場では丁寧な英語を使うことにしましょう。“それは、絶対にあり得ません”」と、コンチャ氏の主張を完全否定した。

画像は『The Prince and Princess of Wales 2022年12月22日付Instagram「Harvard University」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)

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