(イメージ画像)セラピストがマイクを装着して患者さまと対話している様子

概要

医療従事者と患者さまとの会話からAIがカルテ原稿を自動生成する診療支援ツール「medimo」を展開する株式会社Pleap(本社:東京都世田谷区、代表取締役:野村 怜太郎・中原 楊)が、回復期のリハビリテーションを専門とする医療法人せいわ会 彩都リハビリテーション病院(所在地:大阪府箕面市、理事長:福澤 正洋、院長:松村 晃秀)、医療法人晴風園 川西リハビリテーション病院(所在地:兵庫県川西市、理事長:植松 正保、院長:柴田 邦隆)、リハビリテーション分野のDX推進を目指すMR&S有限会社SDX研究所(本社:大阪府堺市、所長:大門 恭平、以下「SDX研究所」)と共同し、リハビリテーション分野に特化した生成AIソリューションの開発を開始しました。

medimoについて

medimoとは、株式会社Pleapが提供するカルテ自動生成サービスです。音声認識とAI要約を用いて、医療従事者と患者の会話から自動でカルテの原稿を作成します。2023年6月にベータ版がリリースされて以来、クリニックをはじめ在宅医療など、さまざまな場面で利用されています。


medimoの仕組み

デモ動画

背景

開発目的は以下の3つです。

  • カルテ作成時間の短縮

  • 業務負担感の軽減

  • 記入漏れの削減

医療現場では、医療従事者が患者さまへの治療以外にも、診療録や書類作成に多くの時間を割いています。この業務負担は、新型コロナウイルス対策(例えば家族面会のオンライン化)、診療報酬の改訂、院内環境のデジタル化などによって、ますます増加傾向にあると言えます。特に、リハビリテーションの現場では、患者さまとのコミュニケーション時間が長くて情報量が多いこと、筋力トレーニングや歩行介助などで手を使うために記録が難しいことにより、診療録作成に多くの時間がかかっていました。また、診療録やその他の書類作成に、以前よりも更なる慎重さと正確さが求められているのが現状です。

こうした背景から、生和会グループでは診療録作成の効率化を目指し、具体的な解決策を模索してきました。そこで、既にクリニックの外来診療現場向けにβ版リリースされている診療音声からカルテ原稿を自動作成するAIツール「medimo」が目に留まり、このたびリハビリテーション分野に特化した生成AIモデル開発が開始されました。


開発の主な目的

音声データの収集を医療現場で開始

medimoオリジナルのAIモデルはリハビリテーション現場のニーズに完全対応できるAIモデルではなかったことから、上記のリハビリテーション分野の諸課題に対応できるモデルの構築を目指してプロジェクトを開始しました。2024年1月現在、彩都リハビリテーション病院および川西リハビリテーション病院でセラピストの音声データを含むデータ収集を行っています。


データ収集の流れ

データ収集後、カルテ作成時間・業務負担への効果検証、そして実装へ

リハビリテーション業務に対応したセラピストの音声データを数ヵ月に渡って収集し、現場の音声環境やリハビリテーション分野特有の専門用語に対応した音声モデル、そして現場が求めるカルテ内容の出力ができるAIモデルを用いて、カルテ作成時間と業務負担軽減に対する効果検証を行います。令和6年度秋より現場への本格導入を予定しています。


今後の流れ

プロジェクト運営者

株式会社 Pleap

所在地  :東京都港区六本木6丁目10−1 六本木ヒルズ森タワー15階 Circle by ANRI

代表者  :代表取締役 野村 怜太郎・中原 楊

URL   :https://pleap.jp

医療法人せいわ会 彩都リハビリテーション病院

所在地  :大阪府箕面市彩都粟生南1丁目1番20号

代表者  :理事長 福澤 正洋、院長 松村 晃秀

URL   :https://www.saito-rh.jp/

医療法人晴風園 川西リハビリテーション病院

所在地  :兵庫県川西市東畦野5丁目18番1号

代表者  :理事長 植松 正保、院長 柴田 邦隆

URL   :https://kawanishi-rh.jp/

MR&S有限会社 SDX研究所

所在地 :大阪府堺市堺区南向陽町2丁3番6号

代表者 :大門恭平

URL :https://seiwakai-dx.jp/

配信元企業:株式会社Pleap

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