レアル・ソシエダの日本代表MF久保建英は、6日に行われるコパ・デル・レイ(国王杯)のマジョルカ戦を前に、チームに合流した。4日、スペイン紙『マルカ』が伝えている。

 今回の報道によると、AFCアジアカップカタール2023に日本代表として臨んだ久保建英は、3日に行われたラウンド8のイラン戦で敗退が決定した後、チームに合流した。また同様に、アフリカネーションズカップからマリ代表DFアマリ・トラオレも復帰。6日に控える国王杯・準決勝マジョルカ戦に向けて、両選手ともバレアレス諸島へと出発したとのことだ。

 3日に行われたラ・リーガ第23節ジローナ戦で、ケガ明けのDFアルバロ・オドリオソラと冬の新戦力のFWシェラルド・ベッカー、さらに主将FWミケル・オヤルサバルまでもが負傷したレアル・ソシエダ。すでに、DFアイエン・ムニョスやDFキーラン・ティアニーらが戦線離脱中、DFロビン・ル・ノルマンとMFアルセン・ザハリャンもコンディションが万全ではないなど、“野戦病院”化していたなかで、追い打ちをかけるアクシデントになっている。

 この3選手については、ベッカーが右ハムストリングの違和感で、マジョルカ戦欠場が確定。一方で、オドリオソラとオヤルサバルは遠征メンバーに入っているものの、4日に実施したメディカルテスト次第では、帯同外になる可能性も十分にあるようだ。

 皮肉にも、日本代表とマリ代表の敗退がレアル・ソシエダにとっては、“重要な援軍”になるだろう、と『マルカ』は指摘しているが、2019-20シーズン以来となる国王杯決勝戦に久保はチームを導くのだろうか。

日本代表から復帰後即帯同メンバー入りの久保建英 [写真]=Getty Images