アカデミー賞国際長編映画賞を受賞したマッツ・ミケルセン主演のデンマーク映画「アナザーラウンド」(2020)をハリウッドで英語リメイクする新作について、クリス・ロックが監督することが決定したと米Deadlineが報じた。

「偽りなき者」のトマスビンターベア監督とミケルセンが再タッグを組んだ「アナザーラウンド」は、中年の危機真っ只中にある高校教師が、効率を上げるため血中アルコール濃度をキープしようと酒を飲み続けるうち、制御不能になっていくコメディドラマ。ビンターベア監督とトビアス・リンホルム(「偽りなき者」「光のほうへ」)が脚本を共同執筆した。

リメイク版はレオナルド・ディカプリオの製作会社アッピアン・ウェイ、ブラッド・ウェストンとコリン・クレイトンの製作会社メイクレディ、製作会社フィフス・シーズンがプロデュースする。スチュワート・ブルームバーグが執筆した草稿をもとに、新たに採用される脚本家がリライトする。

ロックは、公民権運動の指導者だったキング牧師ことマーティンルーサー・キング・ジュニアを描くタイトル未定の伝記映画の監督を務めることも決まっており、こちらはスティーブン・スピルバーグが製作総指揮を務める。

画像は「アナザーラウンド」 (C)2020 Zentropa Entertainments3 ApS, Zentropa Sweden AB, Topkapi Films B.V. & Zentropa Netherlands B.V.