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「誰もが望んでいたグループBカー」

イタリアのモータースポーツ企業であるキメラ・アウトモビリは、ランチア037ストラダーレを大幅に近代化・アップデートした最新モデル「エボ38(Evo38)」を2月22日に発表する予定だ。

【画像】ランチアのラリーカー、現代に復活【キメラ・エボ37と最新モデルの予告画像を見る】 全27枚

同社はこのモデルについて、「誰もが望んでいたのに、実現しなかったグループBカー」と表現している。四輪駆動の導入など、現代的で強力なドライブトレインが採用されるようだ。

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キメラ・アウトモビリのエボ38(予告画像)    キメラ・アウトモビリ

公式予告画像では、オリジナルの037ストラダーレに似たシルエットが確認できる。デルタS4を彷彿とさせる円形のデイタイム・ランニング・ライト、2つのグリル開口部、大型のリアスポイラー、空力に最適化されたフロントとリアのウイングが特徴だ。

キメラ・アウトモビリは、「イタリアの卓越した技術を世界にもたらした伝説的なチームの哲学と精神を受け継ぎ、再びその限界を超え、創造性を向上させることを目指した」と述べている。

2021年に登場した先代のエボ37は、2.1L 4気筒ツインターボを搭載し、最高出力500ps、最大トルク51.0kg-mを発生。6速MT、後輪駆動方式を採用し、0-100km/h加速3.0秒を誇った。

新型エボ38の詳細はまだ発表されていないが、四輪駆動の導入もあり、先代を上回るパフォーマンスが期待される。

インテリアは、先代と同様にカーボンファイバーとアルカンターラを多用し、さらに油圧式ハンドブレーキアナログ式メーター、4点式レーシングハーネスなど、ラリーカーを彷彿とさせる装備が採用される見込みだ。

価格は不明だが、先代エボ37は約40万6000ポンド(約7600万円)と推定され、受注開始から数か月で完売した。エボ38も同程度の価格になると考えられる。


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