プレミアリーグ第23節、ブレントフォードvsマンチェスター・シティが5日にグリフィン・パークで行われ、アウェイのシティが1-3で逆転勝利した。

コンパニ監督との師弟対決に3-1で完勝した2位のシティは、前日に首位のリバプールアーセナルに敗戦を喫したなか、マンデーナイト開催の15位ブレントフォードとのアウェイゲームで5連勝を狙った。

グアルディオラ監督は前節から先発4人を変更。リコ・ルイス、ストーンズ、マテウス・ヌネス、ドクに代わってウォーカー、ルベン・ディアスベルナルド・シウバに復帰初スタメンのハーランドを起用した。

最前線にハーランドアンカーロドリ、2列目にベルナルド・シウバデ・ブライネアルバレス、フォーデンを配置した攻撃的な布陣で臨んだシティ。立ち上がりから相手陣内でハーフコートゲームを展開し、非常に流動的な仕掛けで[5-3-2]のブロック攻略を図る。

開始10分にアルバレスが右隅を捉えた鋭いミドルシュートで最初の決定機を作ると、以降はボックス内に人数をかけて守る相手に有効なミドルシュートでアルバレス、ウォーカーがGKフレッケンにファインセーブを強いる。

一方、キックオフから防戦一方の展開ながら守護神の再三の好守で凌いできたホームチームは、攻撃陣がファーストチャンスでものの見事にゴールをこじ開ける。21分、フレッケンのゴールキックに対してトニーの引いた動きと入れ替わる形で背後へ飛び出したモペイが完璧にディフェンスラインと入れ替わって抜け出すと、最後はGKエデルソンとの一対一を完璧に制し、公式戦5試合連続ゴールを達成した。

一瞬の隙とディフェンスラインのミスによって先制を許したシティはすぐさま反撃を開始。23分、相手の不用意なバックパスをかっさらったハーランドビッグチャンスが舞い込むが、うまく足を残したGKフレッケンの好守に阻まれる。

その後もグヴァルディオル、フォーデンデ・ブライネと決まってもおかしくないシュートをことごとくビッグセーブで阻まれゴールが遠いアウェイチーム。それでも、焦れずに攻め続けると、前半終了間際に放った17本目のシュートがようやく同点ゴールに繋がる。

前半アディショナルタイム3分、ボックス手前のデ・ブライネが浮き球のボールをゴール前に入れると、これは相手DFにヘディングで撥ね返されるが、ボックス中央でセカンドに反応したフォーデンが胸トラップからの左足シュートをゴール右に流し込んだ。

苦しみながらも1-1のイーブンで試合を折り返したシティは、後半も押し込む入りを見せる。すると、前半とは異なり立ち上がりにゴールをこじ開けた。

53分、厚みのある攻撃からボックス手前左でボールを受けたデ・ブライネが正確なクロスを入れると、ルカクがニアへ引っ張って空けたゴール前に飛び込んだフォーデンがゴール右隅へヘディングシュートを流し込んだ。

フォーデンの2点目で逆転に成功したシティはややゲームコントロールに意識を傾けると、ここからブレントフォードの反撃を受ける。そして、サイドアタックとセットプレーから幾度か際どいシーンを作られるが、ここをしっかりと耐える。

さらに、試合巧者の3連覇王者は後半半ばを迎えて押し返すと、70分にはロドリが中央の密集を抜くグラウンダーの縦パスを通すと、ハーランドの丁寧な落としに3人目の動きで抜け出したフォーデンが一気にゴール前に持ち込んでコースを狙った左足シュートを流し込み、ハットトリックを達成した。

その後、ベルナルド・シウバハーランドを下げてドクとコバチッチの投入でクローズに入ったグアルディオラのチームは、GKフレッケンの意地のセーブにも阻まれてトドメを刺すには至らずも、きっちりリードを守り切った。

そして、フォーデンハットトリックで逆転勝ちのシティは5連勝を達成し、首位のリバプールとの勝ち点差を「2」に縮めている。

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