バルセロナの前指揮官が、今シーズン限りでの退任を発表したチャビ・エルナンデス監督の決断に理解を示している。
就任2年目にラ・リーガ、スーペル・コパと2つのトロフィー獲得に導いたチャビ監督だが、3年目の今シーズンはチャンピオンズリーグ(CL)で決勝トーナメント進出を果たした一方、国内での戦いに苦戦。
そういったなか、先日には今季限りでの退任を表明。以降のインタビューではバルセロナの指揮官としての苦悩やクラブに対する不満などを語っていた。
そのチャビ監督の前任者であるロナルド・クーマン氏は、オランダ『ESPN』でバルセロナで監督を務めることの難しさについて語っている。
「監督であるよりもバルセロナのプレーヤーである方がずっと楽しい。プレッシャーとストレスに苦しんだ。これまでで最も大変な仕事だった」
「私はチャビのことを理解している。チャビと比べて私の場合は、(ジョアン・ラポルタ)会長と対立していた。彼の場合、カタルーニャ人でありカンテラーノとして、プレーヤーであることの方が監督であることよりもずっと楽しくて美しいことにも気づいたはずだ。(監督であることは)私にとっても非常に大変だった」
さらに、オランダ代表指揮官は、外部メディアやクラブ内部のバイアスがブラウグラナの指揮官の仕事をより難しいものにしているとの見解を示した。
「もちろん敬意を持っているが、チャビはカタールで監督をしていた。そしてバルセロナに加入した。そこではすべてを自分で対処しなければならない」
「彼は常に称賛されてきたが、今は裏側も見えている。メディアは銃弾を向けているし、クラブの政治状況も良くない。問題はクラブの責任者にある」
「彼らは、監督が適切に機能できることを保証しなければならない。私は精神的に打ちのめされたことはないが、クラブのプレッシャーとストレスに苦しんでいた」
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