英チャールズ国王ががんと診断され、治療を開始したことを受け、王室を離脱し、米カリフォルニア州で暮らしている次男のヘンリー王子がお見舞いのため帰国するようだ。

【写真】ヘンリー王子設立インヴィクタス・ゲームを追ったドキュメンタリー『Heart of Invictus(原題)』予告編

 PEOPLEによると、がん告知をうけ、国王は2人の息子、長男のウィリアム皇太子と次男ヘンリー王子、妹のアン王女や弟のアンドルー王子とエドワード王子に、それぞれ個別に伝えたとされている。

 ヘンリー王子は2020年に英王室を離脱し、妻メーガン妃の故郷米カリフォルニア州にて、妻や4歳の息子アーチー王子、2歳の娘リリベット王女とともに暮らしている。イギリスへは、2023年5月に執り行われたチャールズ国王の戴冠式や、王子が関わるチャリティのイベント、またタブロイド紙を相手取った裁判などに出席するため、数回帰国している。

 王子は先週、2月14日から16日までの間、2025年のインヴィクタス・ゲームの開催地であるカナダ・ウィスラーを訪問すると発表していた。従軍経験のある王子が設立したインヴィクタス・ゲームは、負傷した軍人や退役軍人たちの国際スポーツ大会として知られる。王子夫妻はカナダで、選手やコーチ、チームマネージャーなど、大会に関わる人たちと面会する予定となっている。

 英王室ではチャールズ国王ががんと診断され、現地時間2月5日に「標準的な治療」を開始したと発表。先日前立腺肥大の治療のため入院した際に見つかったもので、がんの種類やステージ、予後など詳細は明かされていないが、前立腺がんではないそうだ。

英ヘンリー王子、父チャールズ国王のがん治療をうけ帰国 (C)AFLO