ゴーン・ガール」の原作者として知られるギリアン・フリンのベストセラー小説「冥闇」のドラマを、米HBOが準備していることがわかった。米バラエティが報じている。

「冥闇」は2009年に刊行されたフリンの長編第2作で、幼い頃に家族を惨殺された少女が、その28年後に過去の記憶と向き合い、事件の真相に迫っていくさまを描くミステリー。2015年にシャーリーズ・セロン主演で「ダーク・プレイス」として映画化されている。

米HBOはリミテッドシリーズとしてのドラマ化を準備しており、フリン自身、脚本家のブレットジョンソン(「レイ・ドノヴァン ザ・フィクサー」)、ゲリン・ガードナーとともに共同クリエイター、共同制作総指揮として参加する。

フリンの原作の映像化はベン・アフレック、ロザムンド・パイク主演で映画化されたデビッド・フィンチャー監督の「ゴーン・ガール」をはじめ、「ダーク・プレイス」、米HBOでリミテッドシリーズとして放送された「KIZU 傷」などがある。オリジナルの映像作品への参加も積極的で、「ユートピア 悪のウィルス」の企画・制作総指揮、「ロスト・マネー 偽りの報酬」の脚本を手がけている。

ギリアン・フリン Photo by Stephen Lovekin/Variety/Penske Media via Getty Images