アドビは4日、同社が提供するソフトウェア群のサブスクリプションサービス「Creative Cloud」の契約料金見直しを発表し、1.2倍程度の値上げとなることが分かった。新料金は3月5日から適用される。

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Creative Cloudは、写真加工のPhotoshop、デザイン作成のIllustrator、ビデオ編集のPremiere Proなどのクリエイティブに特化した20サービスを利用することができる月額/年額制サブスクリプションサービス。利用する形態やソフトによって「コンプリートプラン」と「単体プラン」が提供されており、前者のコンプリートプランでは年間一括支払いの場合「7万2336円→8万6880 円」と約1.2倍の値上げとなる。

理由について同社は為替レートの変動に対応するため、生成AIなどの各種機能の追加のため、としている。なお、生成AI機能はデザインツールAdobe Expressや専用ツールAdobe Fireflyなどで利用が可能で、今回の値上げにより、両方のプランに2サービスが新たに加わる。

Creative Cloud 個人版 コンプリートプラン
年間プラン月々払い: 月額 6,480 円から月額 7,780 円
月々プラン月々払い: 月額 10,280 円から月額 12,380 円
年間プラン一括払い: 年額 72,336 円から年額 86,880 円

Creative Cloud 個人版 単体プラン
年間プラン月々払い: 月額 2,728 円から月額 3,280 円
⽉々プラン⽉々払い: 月額 3,828 円から月額 4,980 円
年間プラン一括払い: 年額 28,776 円から年額 34,680 円

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