※本資料は2023年10月23日に米国で発表されたニュースリリース(https://www.salesforce.com/news/stories/life-sciences-cloud-news/)をもとに、日本市場向けの情報を加筆・再編集したものです。

米国セールスフォース(以下、Salesforce)は、製薬(https://www.salesforce.com/jp/solutions/industries/healthcare/pharma/)および医療機器(https://www.salesforce.com/jp/solutions/industries/healthcare/medtech/)企業向けに、信頼できるセキュアなプラットフォーム「Life Sciences Cloud」を発表しました。これにより、医薬品や医療機器の開発を加速し、臨床試験の全過程において患者の参加と維持を促し、AIを活用して顧客にパーソナライズされた体験を提供することが可能となります。

重要な理由:ライフサイエンス業界は、研究開発や臨床試験を進める上で、正確でアクセス可能なデータに依存しています。しかし、この業界は効率性と正確性を向上させるデジタルツールの採用に関しては後れを取っており、ヘルスケアおよびライフサイエンス組織の88%*は、デジタルトランスフォーメーションの目標をいまだに実現していません。
*Salesforce Research 「Healthcare and Life Sciences Insights(https://www.salesforce.com/resources/research-reports/healthcare-life-science-insights-report/)」

ヘルス&ライフサイエンス部門のSVP兼GMであるアミット・カンナ(Amit Khanna)は、次のように述べています。
「ライフサイエンス業界では、研究開発から商業化まで、より強固なステークホルダーとの関わりを実現するために、データ、AI、CRMを活用した、コンプライアンス準拠の信頼できる統合ソリューションが求められています。Salesforceは、ヘルスケア分野での経験を活かして、臨床試験、収益支払い管理、よりパーソナライズされたコミュニケーションなどの機能を追加しています。これにより、ライフサイエンス組織へのサービスを向上させ、業界が顧客により優れたサービスを提供できる効果的な方法を提示しています」

Salesforceの医療機器向けソリューション

  • Commercial Operations(日本市場で一般提供中)(https://www.salesforce.com/jp/solutions/industries/healthcare/medtech/)は、契約のコンプライアンス、価格設定、在庫レベルなどに関するタイムリーインサイトにより、商用ライフサイクルを管理するのに役立ちます。たとえば、AIを搭載したボットは、ある製品が次の手順で利用できない場合、現場の担当者にアラートを送信したり、顧客予測に関するインサイトを提供することで、担当者はどこで何を販売すべきかをよりよく理解できるようになります。Commercial Operationsには以下の機能が含まれています。

    • Health Intelligence(https://www.tableau.com/ja-jp/solutions/industries/healthcare-life-sciences)は、Tableauにより強化され、情報に基づいたビジネス上の意思決定を促進するためのインサイトを提供する予測分析ツールです。医療機器の営業チームは、推奨されるリベート、バンドル、または割引価格情報を取得し、顧客が既存のカタログに追加できる新しいオファリングを特定するのに役立ちます。

    • Medical Sales Emails(https://www.salesforce.com/jp/products/ai-for-sales/)は、生成AIを使用して、病院や診療所などのステークホルダーに新しい医療機器が利用可能になったことを通知したり、医師への営業訪問のフォローアップをしたりするための、カスタマイズされた安全なメッセージを自動的に作成します。

現場担当者は、在庫ボットから自動通知を受信することで、製品不足などの問題を把握し、別の担当者の在庫から製品を引き当てるなど、次のステップを提案することができます。

  • Clinical Operations(https://www.salesforce.com/jp/solutions/industries/healthcare/pharma/)は、ライフサイエンス組織が参加者、臨床現場、研究、スポンサーをより良くサポートするために、従来型と分散型の両方で効率的な試験の設定および実施を支援します。Clinical Operationsには以下の機能が含まれています。各機能は日本市場での提供を準備中で2024年半ばに一般提供開始予定です。

    • Data Cloud for Health(https://www.salesforce.com/jp/products/data/)は、さまざまな情報源からの医療、社会、行動に関する患者データを統合されたリアルタイムプロファイルに安全に接続しアクティブ化します。これにより、製薬会社や医療機器企業は、潜在的な患者を特定したり、臨床試験における治療の遵守などにおけるリスクを研究するのに役立ちます。さらに、Data Cloud for Healthは、新しい臨床試験やケアプログラムに適したグループなど、そのデータからセグメントを作成することができます。

    • Chain of Custody Managementは、製薬会社が先進的医薬品に関するイベントを明確で追跡可能なデジタル履歴として維持し、米国食品医薬品局の規制に沿った電子署名で記録を検証できるようにします。これにより、アフェレシス(https://www.apheresis-jp.org/110755.html)から投与まで、細胞・遺伝子治療のあらゆる段階を通じて、患者の安全性とコンプライアンスに基づいた記録保持が促進されます。

    • Participant Managementは、自動マッチング機能とカスタマイズされたポータルにより、無作為に選んだ治験の被験者の参加を迅速化します。これにより、治験の被験者の募集、教育、参加が促進され、臨床試験のスピードアップに貢献するとともに、離脱率の低下につながります。

Data Cloud for HealthとEinstein AIを併用することで、臨床情報と非臨床情報を統合して患者の包括的なプロファイルを作成し、特定の治療法の対象集団のセグメントを生成することができます。

Einstein for Life Sciencesを使用すると、MedTechおよび製薬会社の医療サービスのリエゾン業務担当者は、自動生成された応答と医療情報の推奨文書を使用して、チャネル間の問い合わせ管理を合理化し、生産性を最大化して重要な情報を医療機関にすばやく提供することができます。

提供時期:

  • Clinical Operationsの各機能は、2024年半ばに日本市場で一般提供を開始予定です。Chain of Custodyは、日本市場での一般提供を開始しています。

  • HCP Engagement for Pharmaは、2025年下半期に日本市場で一般提供を開始予定です。

  • Service Repliesは、日本市場での一般提供を開始しています。Sales Emailsは、2024年2月14日に一般提供を開始予定(https://www.salesforce.com/jp/company/news-press/press-releases/2024/01/240117/)です。

詳細情報:

Salesforceは、製薬・バイオテクノロジーの顧客企業向けのセールスオートメーション機能は、現在提供しておらず、2025年半ばまでご利用いただけません。

ここで言及された未提供のサービスや機能は、現在利用できないものであり、予定通りに、または全く提供されない可能性があります。お客様は、現在利用可能な機能に基づいて購入をご判断くださいますようお願いいたします。

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