AIとIoTを活用してムダな「待つ」をなくすサービスを提供するスタートアップ、株式会社バカン(本社:東京都千代田区、代表取締役:河野剛進、以下「バカン」)は、第三者割当増資による資金調達を実施いたしました。今回の調達は、米ペガサス・テック・ベンチャーズ(本社:米国カリフォルニア州、創業者兼CEO:アニス・ウッザマン)が運用する株式会社ジャパネットホールディングス(本社:長崎県佐世保市、代表取締役社長 兼 CEO:高田旭人)のCVCファンド、株式会社ウイング・キャピタル・パートナーズ(本社:栃木県宇都宮市、代表者:荒井 大、足利銀行が100%出資)、山梨中銀SDGs投資事業有限責任組合(GP:山梨中銀経営コンサルティング株式会社 本社:山梨県甲府市、代表者:降矢結城)を引受先としています。今後各社との連携も含め、サービス展開を強化してまいります。

■資金調達の目的

 アフターコロナにより、インバウンド需要の回復や外出機会の増加などから混雑解消、抑制のニーズは高まっており、創業以来提供してきた「待つをなくす」サービス群の導入が進んでいます。また2020年末に立ち上げた、個室内に広告を配信するトイレ広告メディア「アンベール」も、閲覧者の属性や性別などでターゲティングできるOOHとして成長を続けており、累計設置数が10,000箇所を突破しました。

 今回の資金調達を経て、さらなるサービスの導入加速と顧客体験の向上を目指し、投資を強めていきます。また、今回出資いただいた各社と連携することで、観光や宿泊、商業などの領域における混雑や待ちの課題を解決する「待つをなくす」プラットフォームの構築を目指し、事業の展開を加速させます。


■事業ハイライト

1.「待つをなくす」DXサービス

 現在、商業施設、オフィス、宿泊施設、自治体施設など、15,000以上の場所にサービスを提供しています。導入により売上の増加、人件費の削減、お客様満足度の向上などの効果が確認されています。

 特に全国250以上の自治体や、成田空港羽田空港を始めとした全国の空港にサービスが導入されるなど、公共・交通領域への提供が進んでいます。

【公共・交通領域のハイライト(一部抜粋)】

1.文部科学省中小企業イノベーション創出推進事業(SBIRフェーズ3)防災分野に採択

https://www.teitanso.or.jp/sbir-monka-hojo/bousai/

2.マイナンバーカード認証 x スマートロックによる公共施設予約システムの提供

https://digiden-service-catalog.digital.go.jp/facility/7552/

3.ENEOSマルチモビリティステーションを活用した、マイクロモビリティの活用推進

https://corp.vacan.com/company/news/eneos.html

4.JR西日本広島駅みどりの窓口における混雑緩和

https://corp.vacan.com/company/news/jrhiroshimastation.html

5.東海道・山陽新幹線車内の「ビジネスブース」へ、ブースの空き可視化/予約サービスを提供

https://corp.vacan.com/company/news/vacan_jr.html


2. トイレ広告メディア

 トイレ広告メディア「アンベール」は、2020年末から本格商用展開を開始し、この市場においては現在設置台数No.1※1となっております。サービスの提供を開始して以来、オフィスや商業施設などに導入が進んでおり、2023年12月末には10,000箇所超へ設置を拡大し、月間リーチ人数も約690万人程度となりました。2024年中旬には、設置面は12,000箇所程度まで拡大する予定です。

※1 株式会社バカン調べ(2023年12月時点)

サービスの詳細はこちら:https://corp.vacan.com/unveil


画像)トイレサイネージの累計設置箇所の変化

 同時にトイレ空間をアップデートするために、企業や大学などと連携し、個室内のサイネージに情報配信する取り組みも増えています。

【連携例(一部抜粋)】

1.大正製薬「大正健康ナビ」

 生活者の日常生活に寄り添い、人生100年時代をサポートする健康の維持・増進に関する情報を発信する「大正健康ナビ」のコンテンツを、トイレ広告メディア「アンベール」を通してトイレ個室内に配信しています。大正製薬が提供する健康で過ごすために気づいて欲しい様々な身体の兆候や健康に関わる情報を、トイレを使う人々に対して効果的に届けることを目指しています。

参考:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000315.000018933.html

2.国内最大級のお笑いwebサービス「bokete

 トイレ個室内のデジタルサイネージで、国内最大級のお笑いwebサービス「写真で一言ボケてbokete)」のコンテンツを配信しています。また、boketeのサイト/アプリ内にバカンの公式お題ページを開設し、新たなボケが投稿できるようになります。トイレ利用時に”クスッと笑える”機会を創出し、トイレを利用者にとって「笑いでリフレッシュできる空間」にアップデートすることを目指します。

参考:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000307.000018933.html

3.金沢大学「ふむふむフェムテック」プロジェクト

 金沢大学が取り組むトイレ内を、フェムテックに関する情報ステーションとして活用する「ふむふむフェムテック」プロジェクトをサポート。フェムテックをはじめとした女性の健康課題に関する啓蒙コンテンツを、トイレ個室内に配信しています。

参考:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000313.000018933.html


(画像)連携イメージ

■ペガサス・テック・ベンチャーズについて

会社名:ペガサス・テック・ベンチャーズ

代表者:アニス・ウッザマン

所在地:米国カリフォルニア州

設立:2011年5月

URL: https://ja.pegasustechventures.com/

■株式会社ジャパネットホールディングスについて

会社名:株式会社ジャパネットホールディングス

代表取締役社長 兼 CEO:高田 旭人

所在地:長崎県佐世保市日宇町

設立:2007年6月

URL:https://corporate.japanet.co.jp/

■株式会社ウイング・キャピタル・パートナーズについて

会社名:株式会社ウイング・キャピタル・パートナーズ

代表者:荒井 大

所在地:栃木県宇都宮市鶴田

設立:2021年2月

URL:https://wing-capital.co.jp/index.php

■山梨中銀SDGs投資事業有限責任組合について

運営会社:山梨中銀経営コンサルティング株式会社

代表者:降矢 結城

所在地:山梨県甲府市丸の内

URL:https://www.yamanashiconsul.co.jp/

■株式会社バカンについて

会社名:株式会社バカン

代表者:河野 剛進

所在地:東京都千代田区麹町2-5-1 WeWork 半蔵門 PREX South

設立:2016年6月

URL:https://corp.vacan.com/

 バカンは経済産業省が選定する官民による支援プログラムJ-Startup 2019選定企業です。IoT、AIを活用してレストラン街やカフェ、トイレ、観光地、避難所、投票所などあらゆる場所の空き状況を検知し、デジタルサイネージやスマートフォンに配信しています。また空き状況可視化だけでなく、混雑の抑制・管理なども行っており、空き/混雑情報を起点としたムダな「待つをなくす」DXサービスを幅広く提供しています。

配信元企業:株式会社バカン

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