巨人・桑田真澄2軍監督の「投げ込み指令」に賛否両論が飛び交っている。

 桑田2軍監督は、2、3軍の投手陣に春季キャンプ中、総投球数の目安を設定。先発投手は「1000球」、中継ぎ投手は600~700球を目安に投げ込むことを指示した。「常に(マウンドの)傾斜を使う感覚を大事にしてもらいたい」という意図もあり、「その代わりスピードは5割でも8割でもいい」とも説明しているのだが…。

「桑田2軍監督はキャンプ初日から『量より質』を呼びかけ、首脳陣にアピールするための練習に待ったを掛けました。一方で投手陣には1カ月のキャンプ期間中に1000球の投げ込みを指示しているのですから、チグハグ感を覚えるファンも少なくないようなんです」(スポーツライター)

 巨人に復帰した1軍投手チーフコーチ補佐時代の2021年、桑田2軍監督は中4、5日のローテーションで投手陣を回したが、9月から10月にかけ22試合連続で先発投手に勝ちがつかないという壊滅的な結果を招いている。

「それでも『力不足。しっかり鍛えていきたいと思っています』と語り、『そんな投げられない人はプロ野球選手にならないほうがいい』とまで言い切りファンをア然とさせている。いくら出力を『5割でも8割でもいい』と言っても、若手は首脳陣に見られている状況でそうはいかない。離脱者が続出しないことを願うばかりです」(前出・スポーツライター)

 選手たちとの意思疎通はできているのだろうか。

(ケン高田)

アサ芸プラス