配信中のアクションコメディードラマ「財閥 x 刑事」で、凶悪犯罪捜査1課のチーム長であり責任感の強い刑事イ・ガンヒを演じているパク・ジヒョン。クールな雰囲気に加え経験に裏打ちされたリーダーシップを発揮するものの、第1話では世間知らずの“財閥3世”チン・イス(アン・ボヒョン)の誤認逮捕をきっかけに、同じ捜査チームでイスの面倒を見ることになってしまう。本作でイスを演じるボヒョンとは、ドラマ「ユミの細胞たち」(2021年)以来の再共演ということでも注目が集まっているが、あらためてジヒョンのこれまでのキャリアを振り返るとともに、本作での魅力について紹介する。(以下、ネタバレを含みます)

【写真】抜群の“ケミ”を見せるアン・ボヒョンとパク・ジヒョン、役を離れれば仲良し!

■“スリラーヒロイン”として注目を浴びる

2017年にドラマデビューを果たしたジヒョンは、映画「コンジアム」(2018年)でヒロイン役に抜てきされ、注目を集める。同作は、いわく付きの精神病院でYouTube配信を行う男女7人に襲いかかる予測不能な怪奇現象を描いており、新たな恐怖体験として韓国で大ヒットした作品だ。劇中でジヒョンが見せた迫真の演技が評価され、「第39回青龍映画賞」の新人女優賞にノミネート。本作出演を機に韓国だけでなく日本でも彼女の名が知られていった。

その後、パク・ウンビンが主演を務め、音楽家たちの恋と友情を描いたドラマ「ブラームスは好きですか?」(2020年)では、主要キャストでバイオリニストのイ・ジョンギョンを演じた。さらに翌年は、ドラマ「ユミの細胞たち」で、キム・ゴウン演じるユミのライバル的存在のセイ役として登場。

同作でユミの恋人・ウンを演じたボヒョンと初共演しており、劇中ではウンに付きまとっては2人の恋仲を徹底的に妨害する、嫌味満載の“恐ろしい女友達”としての存在感が光った。ひそかにウンへの思いを募らせるがゆえの、セイのいき過ぎた行動には終始イライラさせられてしまうほど。

■完成されたナチュラルな美顔も披露

「ユミの細胞たち」では、ボヒョン演じるウンに付きまとう友人女性だった一方で、最新作「財閥 x 刑事」では、ボヒョン演じる“お坊ちゃん刑事”イスの面倒を見なければならない“お世話係”という関係性に。

小柄なジヒョンは、同作で女性刑事を演じるために体重を7kg程増量して撮影に臨んでおり、その上でアクションスクールに通って技を身に付けたと同作の制作発表会で明かしている。その努力の成果もあって、ガンヒの素早い動きや犯人を手際良く仕留める演技は見応えたっぷり。ナチュラルな美貌も魅力のジヒョンは、キャラクター的にもマッチしていることから、ほぼノーメイクの素顔を披露しており、そのビジュアルの完成度にも驚かされる。

■美男美女のケミ再来に、ファンも歓喜

ボヒョンとジヒョンのケミに注目が集まる中、韓国のファッション誌「BAZAAR」では全身ブラックコーディネートでそろえた2人の、美しいツーショットが披露され、Instagramでも公開されるとSNS上には「惚れる」「今後の展開が楽しみ」などといった声が寄せられた。

今のところ2人が恋仲へ発展するようには見えないが、ボヒョン演じるイスがひょんなことからガンヒ率いる捜査チームに加わり、犯人逮捕のために息の合ったバトルシーンも披露しており、今後の“共同捜査”に期待は高まるばかりだ。

「財閥 x 刑事」は、ディズニープラスのスターで毎週金・土曜に新エピソードを独占配信中(全16話)。

◆文=suzuki

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