パイロット・飛行機・操縦席

13時間の遅延となった飛行機の搭乗客が、パイロットに殴りかかったという。『NewYorkPost』『Hindustan Times』が伝えている。

 

■飛行機が13時間遅延

インドのデリー空港で、濃霧のために立往生したインディゴ航空のゴア便に、13時間もの遅延が生じた。インディゴ航空はインド最大級の格安航空会社で、インド国内およびシンガポールやタイなどの5都市に就航している。

当時、遅延に関する情報共有のために、パイロットがマイクでアナウンスしていたところ、搭乗客の男がパイロットを殴るという出来事が起こった。

男は飛行機の後方から現れ、パイロットに向かって文句を言いながら殴りかかっており、その様子がSNSに投稿されている。

パイロットを殴った瞬間、機内は一時騒然とし、叫び声をあげる人もいた。そばに立っていた女性客室乗務員が、「こんなことできないでしょ」と男に叫んでいる姿も映像に残っている。

 

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■対応が不適切だったか

SNSの投稿によると、搭乗客はこの時すでに機内で10時間もの遅延で缶詰状態にあり、パイロットはあと3時間は離陸できないという説明のために出てきたのだという。

投稿者のコメントには、「パイロットは搭乗客に親切ではありませんでした」と記載されており、長時間待たされた乗客らがパイロットに複数の質問を浴びせていたことも言及されている。また「客室乗務員の対応も良くない」という指摘もあった。

投稿を見た人からは、「インディゴ航空の対応は最低」「1日に3機が7~8時間の待機を余儀なくされた」など、航空会社の不適切な対応とオペレーションへの不満が書き込まれていた。

 

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■容疑者は「飛行機から出して」

パイロットを殴った男は、南デリーで文房具とおもちゃ店を経営するというサヒル・カタリア(28)。デリーから、妻と新婚旅行のためにゴアへ向かっていたのだという。

通報により警察に逮捕されたがすぐに釈放となっており、これまでのところ飛行機の禁止名簿には載っていないと伝えられている。

機内でパイロットを殴った後、カタリアは「飛行機を飛ばすならそうしてください。そうでなければ飛行機の扉を開けてください」と叫んでいたという。しかし警察に身柄を拘束された際は、自身の起こした行為に対し謝罪していたそうだ。

またインディゴ航空のゴア便は、この騒動の後にパイロットが交代となり、無事に離陸したと伝えられている。

 

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■搭乗客が閉じ込められ機内はカオス

 

飛行機が13時間遅延しブチギレた搭乗客 パイロットに殴りかかり警察沙汰に