かまいたちがMCを務める、ABEMAオリジナル新バラエティ番組「かまいたちの笑賭け(わらいがけ)」の #3と #4が、ABEMA SPECIALチャンネルにて2話連続で2月2日に放送された。

【写真】TKOの木本武宏にツッコむかまいたちの濱家隆一

かまいたちの笑賭け」は、かまいたちを筆頭とする“笑い”と“金”におかされた芸人たちが、1000人の観客の前でさまざまなジャンルのお題にそったネタを披露し、観客を笑わせるごとに賞金をゲットできる。この賞金を軍資金に、戦いの舞台をアメリカ・カジノに移し、一攫千金をねらって、一か八かの大勝負に出る。“笑賭け”のリーダーに選ばれたかまいたちの山内健司と濱家隆一をはじめ、とろサーモン久保田かずのぶ、おいでやす小田、天竺鼠の川原克己、ゆりやんレトリィバァ、ネルソンズの和田まんじゅうの“金”と“笑い”に欲深い芸人たちが参戦している。

■#3では

#3では、制限時間2分のなかで、箱の中身を見て、プレゼントをもらった子どものようにリアクションし、観客を笑わせる、リアクション芸だけで観客600人以上を笑わせる難題に、小田、川原、ゆりやんが挑戦する。トップバッターの小田が、“ギブアップボタン”を発動し、撃沈するなか、「大丈夫か?」と不安げな表情を浮かべるゆりやんの前に置かれた箱の中身は、なんと「何もなし」という、この意地悪なお題に、観客からは悲鳴が起きる。

会場の誰もが固唾をのんで見守るなか、箱の中身が何もないことを理解したゆりやんは、ひとしきり喜んでみせたあとにピースサインで静止すると、山内は「親に写真を撮ってもらってんねや! こういう時、子どもって写真撮られるからな」と“子どもあるある”を実演したゆりやんに拍手を送り、濱家も「こいつスゴいな」と感心する。

さらに、「贈ってくれてありがとう。また遊びにいくね」と子どものような口調で話し、祖父母に向けたメッセージを彷彿させると、ゆりやんの逆境を跳ね返す“憑依芸”に、メンバーたちは涙を流して抱腹絶倒し、観客も大いに沸き、みごと700人以上を笑わせることに成功した。

また、事前に仕込んだ“ウソ記事”を発表する「ねつ造拡散記事」では、トップバッターのゆりやんが記事を発表すると、久保田が「ちょっと待って!」と大あわてとなり、その理由は、トラブルにより久保田が用意した記事が出番よりも前に公開されてしまったからで、大喜利のご法度となるネタバレをされてしまった久保田は「帰っていいですか!? もう終わりです!」と絶叫する。血の気の引いた久保田は「ナイフが刺さった気分」となげきながら、先ほどフライングしてしまった記事を再公開するも、もちろんクスリとも笑わない観客を前に、久保田は「こんな空気になるよ! 愛想でいいから笑えよ!」と憤る。しかし、笑った人数を計測すると、意外にも「567人」という数字が出て、中途半端な数字に観客から失笑がもれ伝わるなか、久保田は「少なくもなく、多くもなく、まあまあ。どっちかにしろや!」とブチギレていた。

■#4では

また、#4では、TKOが登場し、彼らがまじめな講演会を行っているところに、ヤジを飛ばして観客を笑わせる「ノンフィクション講演会」が行われた。

まずは木本武宏が、「我々はコンビそろって不祥事を起こすという、前代未聞のことをしてしまいました」と語り出すと、「クソみたいなコンビやな」とから口すぎるヤジが見舞われる。山内やほかの芸人たちの控えめな笑い声がひびくなか、濱家は「反省している顔がうまくなっただけ」「お前らふたりがここから立ちあがれるか?」と辛らつにツッコミ続ける。

最後に、木本が「僕を救ってくれたのはサウナ」と話すと、濱家は「お前が“ととのう”前に返済計画を整えろ」と東京進出時にお世話になっていた恩人に対し、濱家の捨て身のツッコミが炸裂すると、みごと観客747人を笑わせることに成功する。目標人数はみごと達成したものの、濱家はどこか気まずい表情で、木本が「無理してツッコんでくれてたんかな?」と満面の笑みを浮かべると、濱家は「めっちゃこわいやん!」と身ぶるいして、さらに観客を笑いのうずに巻きこんでいた。

久保田の挑戦となる、次の木下隆行の講演会で、木下が“ペットボトル騒動”の経緯を語り出し、目をうるませ始めると、久保田は「泣きまねすな!」と先制パンチを見舞う。さらに木下が悲しい表情を浮かべると、「タレントはなんでも泣きまねで逃げられるのか?」「お前、いつもそういうところがある」と猛ダメ出しする“久保田節”が炸裂すると、メンバーたちは「ボロカス言うてる!」「見ごたえあったなぁ」とさすがの毒舌ぶりに笑いが止まらなくなっていた。

さらに、何も知らない家族へ電話をかけ、そのやりとりで観客を笑わせる挑戦では、和田まんじゅうが母親に電話する。和田まんじゅうは「僕に笑いのアドバイスがある?」と聞くと、母親は「ロケは、編集でおもしろおかしくしてくれてると思う」「ネタはおもしろいものもあるけど、“結婚式”のネタはやめてほしいな」と家族だからこそできる率直な意見を言う。また、和田まんじゅうが「ピンでやったら売れるかな?」と尋ねると、「ピンだとどうかな? どちらかと言うと、あまり話がおもしろくないよね」とバッサリ斬り、“公開ダメ出し”に観客が大爆笑していた。

加えて、キンタロー。が助っ人として登場し、おなじみのアンジェリーナ・ジョリーの“トゥームレイダー”ネタや、「北京五輪の天才子どもトランぺッター」など珠玉ネタの数々を披露した。

かまいたちがMCを務めるABEMAオリジナル新バラエティ番組「かまいたちの笑賭け」/(C)AbemaTV,Inc.