過去に大きな失敗をやらかした“しくじり先生”たちが、自らのしくじった経験をさらけ出し、人生の教訓を伝授してくれる反面教師バラエティー「しくじり先生 俺みたいになるな!!」(毎月第1~3金曜夜9:00-9:30 第4金曜テレビ朝日地上波放送終了後/ABEMA SPECIALチャンネル)。2月2日配信回では、コットンの西村真二ときょんが登壇し、お笑い研究部の最新企画「ブレイクしたはずのコットンが実は悩んでいるを考える」の後半戦を公開した。1月26日放送回で「与えられた仕事はできているが、MVPは獲れていない」という悩みを明かし、ブレイクした今、コットンがさらに上を目指すにはどうすればいいのかという悩みを相談した。

【写真】西村の悩みに指摘するオードリーの若林正恭

■「与えられた仕事はできているが、MVPは獲れていない」

2月2日放送回は、お笑い研究部にて発掘された「全才能が集中している」という“西村のゴットキャラ”に対する苦悩や、“陽キャ”であるがゆえに芸人界での立ちまわりで悩んでいること、テレビに出るようになってから目標にしている芸人などを明かし、コットンの今後について研究部メンバーとともに考えていった。

“西村のゴットキャラ”は、高校野球でエース、ミスター慶応に選ばれ、大学卒業後はアナウンサーとして活動するなど輝かしい経歴を持つ西村が、2021年のお笑い研究部で自らを「すべての才能が集中してしまっている」「つまり……ゴッド」と表現したことから、西村の新たな一面として、番組内で笑いを生み出した。

だが、今回の放送ではオープニングからそのキャラを「なかったことにしてほしい」と懇願し、その理由を「ほかの番組でゴッドキャラを出しても総スカンだから」と語る。西村の悩みに、オードリー若林正恭は「ゴッドを“出す”“出さない”って考えちゃうってことは根っからゴッドじゃないんじゃない?」と指摘する。

また、「覇王になりたい」ともらしながらも、芸人界の序列などを気にする西村に、「めちゃくちゃ人間だな」と苦笑した若林は、「ブルドーザーで行くんだよ神は」とトップになる人は序列や常識にとらわれず突き進むものだと提言する。「それこそ千鳥さんは、関西ではああいうロケをずっとやられてたと思うけど、俺たちは『まず情報を伝えろ』っていうロケのやり方で育ってるから、何かかぶって出てくるとか、めちゃくちゃキレられるし、みんなやってなかった。(千鳥を見て)ロケの概念が一気に変わった瞬間を覚えてる」と千鳥を例にトップになる芸人像を説く。

その後、研究部メンバーは、方向性が定まらないい西村の本当のキャラクターを掘り下げていくが、「俺、ゴッドがわからなくなってきた」「俺って人間なの?」と“西村のゴッドキャラ”は迷走し始めていた。

■番組終盤では

また、番組終盤では、さまざまな悩みを抱える今のコットンが、「最高のモデルケース」だという芸人を明かす。テレビで活躍するようになり、目標とする芸人像が見えてきたというコットンは、「最高にリスペクトしている方」と前置きし、その人物が研究部メンバーでもある平成ノブシコブシの吉村崇だと明かす。

西村は「アイドルを仕切る時、芸人がたくさんいる時、それぞれに染まれる能力が半端じゃないです。吉村さん、あなた、本当にスゴい」「タレントの動きをしなければいけないとなった瞬間に、テレビを見て、勉強するんですけど、吉村さんがオールラウンダーすぎて……」と本人を前に大絶賛する。

研究部メンバーの芸人たちも、「どんどんすごくなってる」「全番組にハマる」「ちゃんとしたお笑いの場でもちゃんと笑いを取れる人」と口をそろえ、吉村への絶賛の嵐となる。そして、コットンは最終的に「コンビで吉村崇を目指す」という方向性を見出す。

加えて、常に場の中心で周囲を引っ張ってきた“陽キャ”だと自負する西村に“陰キャ”疑惑が浮上し、「俺、ゴッドの陽キャじゃなかった?」「俺、今、人間の陰キャですか?」と混乱する西村に一同爆笑する場面や、合間に飛び出す西村の失礼発言に教室が騒然となるなど、西村本来のキャラクターが炸裂していた。

コットンの西村真二ときょんが登壇した「しくじり先生 俺みたいになるな!!」/(C)AbemaTV,Inc.