今週末の公開作品で、映画ファンから熱い視線が向けられているのはどんな映画?2024年2月9日(金)~11日(日)に公開される新作から、MOVIE WALKER会員の「みたい」数(みたい映画としてユーザーが登録している数)を集計。278万人(※2024年2月現在)のMOVIE WALKER会員が「みたい!」と期待を寄せる5作品を、関連ニュースムビチケ情報と合わせてご紹介します。今週のトップは『夜明けのすべて』。

【写真を見る】『夜明けのすべて』の撮影で、上白石萌音が松村北斗の髪を実際にカットしたとか

■1位は松村北斗✕上白石萌音がW主演を務めた『夜明けのすべて』

「そして、バトンは渡された」で2019年本屋大賞を受賞した瀬尾まいこの原作小説を、松村北斗と上白石萌音をW主演に迎えて映画化した『夜明けのすべて』が1位をマーク。NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」で夫婦役を演じた2人の再共演作としても大いに話題を呼んだ。

本作は、電車などの混雑した乗り物や美容室などの狭い室内に入れないパニック障害を抱えた山添くん(松村)と、月に一度のPMS(月経前症候群)で自らの感情をコントロールできなくなる藤沢さん(上白石)が、周囲の人々に支えられたり、互いに助けあったりしながら、自身の生き方を見つめていくという物語。

メガホンをとったのは『ケイコ 目を澄ませて』(22)が第72回ベルリン国際映画祭ほか20以上の映画祭に出品されるなど、国内外で絶賛された三宅唱監督。『夜明けのすべて』も現地時間2月15日(木)から開催される第74回ベルリン国際映画祭フォーラム部門」に正式出品され、松村、上白石、三宅監督が参加予定だ。

MOVIE WALKER PRESSではそんな三宅監督のティーチインでのロングレポートや、映画・音楽ジャーナリストの宇野維正による連載、「映画のことは監督に訊け」でも1万字超えのロングインタビューもアップ予定なのでお楽しみに。

また、本作の公開を記念して、公開初日の2月9日(金)~2月12日(月・祝)の4日間限定で、本作上映館にて本作を鑑賞した方に入場者プレゼントとして「オリジナルフィルム風フォトシート」の配布されるので早めにチェックして。

■2位はブラムハウスによるホラーゲームの映画化作品『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ』

『M3GAN/ミーガン』(23)、『ブラック・フォン』(22)、『透明人間』(20)などで知られる製作会社ブラムハウスが、全世界で一大ブームを巻き起こしたホラーゲームを映画化した『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ』が2位に。

弟が謎の失踪を遂げ、いまだ心の傷が癒えないなか、妹アビーの親代わりとなり、生計を立てるため、廃墟と化したレストラン「フレディ・ファズベアーズ・ピザ」の夜間警備員として働き始めたマイク。それはモニターを監視するだけの仕事だったが、やがてマイクは、説明のつかない出来事に巻き込まれていく。「ハンガー・ゲーム」シリーズのジョシュ・ハッチャーソンが主人公のマイクを演じた。

いまなら本作のムビチケ前売券(オンライン)の購入すると、いまなら本作のムビチケ前売券(オンライン)の購入すると、合計20名様に豪華賞品が当たる購入者限定キャンペーンを実施中(応募期間は2月11日まで)。さらに、本作のムビチケ前売券(オンライン)・ムビチケ鑑賞券を買うと、特別な絵柄と鑑賞記録がセットになった「ムビチケデジタルカード」をプレゼント。ムビチケ前売券(オンライン)の販売は2月8日(木)まで。

■3位はムロツヨシが一人二役に初挑戦した時代劇コメディ『身代わり忠臣蔵

『超高速!参勤交代』(14)や『引っ越し大名!』(19)の原作者である時代劇のヒットメーカー、土橋章宏の同名小説を映画化したムロツヨシ主演映画『身代わり忠臣蔵』が3位にランクインした。監督は『総理の夫』(21)、『かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦』(21)の河合勇人。

大石内蔵助率いる忠義の赤穂浪士たちが、亡き殿、浅野内匠頭の仇である吉良上野介への討入りを果たす時代劇「忠臣蔵」。本作は「忠臣蔵」をベースに、“身代わり”という斬新なアイディアを加えた時代劇コメディとなった。主人公の吉良孝証とその兄、吉良上野介の2役にムロ、大石内蔵助役に永山瑛太。数々の時代劇に出演してきたムロだが、一人二役に挑むのは今作が初となる。

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■4位はスティーブン・スピルバーグ監督の“伝説の名作”をリメイクした『カラーパープル

スティーブン・スピルバーグが初めてシリアスな作品に挑戦して高い評価を受けた同名映画を、新鋭ブリッツ・バザウーレ監督がミュージカル映画としてリメイクした『カラーパープル』が4位に。原作はアリス・ウォーカーの同名小説で、ピュリッツァー賞の受賞40周年となったいま、同作がスクリーンで蘇る。

父の決めた相手と結婚し、自由のない生活を送っていたセリーは、唯一の心の支えだった最愛の妹ネティとも生き別れに。そんななか、ある出会いを経て大きく運命が動き出す。ブロードウェイ版でも主人公セリーを演じたファンテイジア・バリーノが同役で主演を務めるほか、『リトル・マーメイド』(23)のハリー・ベイリー、シンガーソングライターのH.E.R.らが出演。スピルバーグと、オリジナル版に出演したオプラ・ウィンフリーらが製作総指揮を務める。第96回アカデミー賞では、ソフィア役のダニエル・ブルックスが助演女優賞にノミネートされた。

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■5位は史実の謎に迫る韓国映画のメガヒット作『梟ーフクロウー』

韓国年間最長No.1記録を樹立し、2023年韓国国内映画賞で25冠と最多受賞を記録した韓国映画『梟ーフクロウー』が5位に。本作は朝鮮王朝時代の記録物「仁祖実録」に記された怪死から着想を得たサスペンス・スリラーだ。

ある秘密を抱えながら宮廷で働き始めた盲目の鍼医ギョンスは、王の子の死を目撃してしまい、王宮の陰謀に巻き込まれていく。主演は『毒戦 BELIEVER』(18)のリュ・ジュンヨル。第59回百想芸術大賞では作品賞、新人監督賞、男性最優秀演技賞を、第59回大鐘賞映画祭では新人監督賞、脚本賞、編集賞を、第44回青龍映画賞では新人監督賞、撮影照明賞、編集賞を受賞し、韓国の3大映画賞を席巻した。

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以上、みたい映画ランキング上位5作品をお届けしました。ぜひ今週も、大スクリーンでめいっぱい映画を堪能していただきたいです!

文/山崎伸子

1位は松村北斗✕上白石萌音のW主演映画『夜明けのすべて』/[c]瀬尾まいこ/2024「夜明けのすべて」製作委員会