世界的大ヒットを記録したロマンティックファンタジー『ゴースト/ニューヨークの幻』で陶芸家の主人公モリーを演じたデミ・ムーアパトリック・スウェイジとともにろくろを回すシーンは、アイコニックなものとして今も人々の記憶に残るが、彼女は本作で作った陶器を今も持っているそうだ。

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 本作は、暴漢に殺された銀行員の男性が幽霊となり、インチキ霊媒師の力を借りて、恋人を守ろうとするロマンティックファンタジー。殺された恋人サムを演じたパトリックは、惜しくも2009年に膵臓がんのためこの世を去っている。

 テーマ曲の「アンチェインド・メロディ」とともに、思い起こされるのが、恋人と一緒にモリーろくろを回すシーンだが、パトリックとはこのシーンの撮影前に初めて会ったそうだ。

 この度、『ドリュー・バリモア・ショー』に出演したデミは、「最初に思い出すのは、パトリック・スウェイジと初めて会ったときのこと。彼の演技を理解しようと努めたけれど、そうしたら彼、シャツを脱いだの。だから、『OKわかった。私の後ろに座って』という感じになった」とコメント。「今でも、作中に作った小さな壺を持っている。痛ましくて、すごく悲しいものに見える」と語った。

 なお本作は、世界で5億500万ドルの興行収入を得て、同年の興行収入ランキング1位を記録。またアカデミー賞では、作品賞を含む5部門でノミネートされ、見事脚本賞と助演女優賞を獲得している。昨年1月、チャニング・テイタムが本作のリメイク権を手に入れたと公表。パトリック演じたサム役で、チャニングが出演する可能性もあるようだ。

デミ・ムーア、『ゴースト/ニューヨークの幻』で作った陶器を今も持っている (C)AFLO