2024シーズンの明治安田J1リーグが23日からいよいよ開幕する。今季からは20チーム制となり、降格も3つに増枠しての争いに。ここでは新シーズンの幕開けに先駆け、J1リーグ全チームをピックアップし、サンフレッチェ広島を紹介していく。

【直近3シーズンの成績】
2023シーズン:3位(17勝7分け10敗)
2022シーズン:3位(15勝10分け9敗)
2021シーズン:11位(12勝13分け13敗)

【昨季チーム得点王】
ドウグラス・ヴィエイラ 8ゴール

【今季ノルマ
優勝

【編集部イチオシ】
FW大橋祐紀
昨季J1:23試合出場/13ゴール

◆スキッベ体制3年目でJ1制覇へ
ミヒャエル・スキッベ監督の就任した2022年はルヴァンカップ初優勝。昨季もケガ人や6戦未勝利など苦しい時間を過ごしながらも、リーグ戦では2年連続となる3位フィニッシュを果たした。となれば、集大成となる3年目に求められるのは間違いなくJ1制覇。『シン・ぶちあつ!』のスローガンのもと、9年ぶりとなるタイトル奪還を目指す。

◆カギは得点力アップ、顔ぶれは揃う
昨季の失点数はリーグで2番目に少ない「28」。一方で、二桁ゴールを記録した選手はおらず、得点数「42」は7位タイにとどまった。悲願達成のためには得点力向上が必須といえよう。

前線の顔ぶれでは期待のエース、満田誠が大ケガからの復活を遂げ、昨夏に加入した"古巣復帰"の加藤陸次樹も即好パフォーマンスを継続。ナッシム・ベン・カリファが離れた穴には、昨季湘南ベルマーレで13得点をマークした大橋祐紀を補強した。ドウグラス・ヴィエイラピエロス・ソティリウの両ストライカーに加え、マルコス・ジュニオールが万全の状態で継続稼働すれば、前線の迫力は明らかに増すだろう。

サイドの人選も、J3、J2と研鑽を重ねた小原基樹のレンタルバックで戦力を確保。ボランチには育成組織出身の細谷航平と、各ポジションともにピンポイントでの補強をしたといえるが、唯一の懸念はGKのバックアッパーか。

今季はGKコーチが菊池新吉氏、林卓人氏の2人という珍しい体制となった。代表活動等で大迫敬介のコンディションが整わなかった場合など、控える田中雄大や川浪吾郎らを含め、GKチームとして真価も試される。

◆待望の専用スタジアムが稼働
1日には待望の専用スタジアム、エディオンピースウイング広島がオープンした。広島サポーターにとってはもちろん、アウェイファンも期待を膨らませていることだろう。主要駅からのアクセスも格段に向上。臨場感溢れる試合とともに、集客やファン層拡大にもつながりそうだ。

◆2024年冬移籍情報
【IN】
GK薄井覇斗(24)←松本山雅FC/期限付き移籍
DFイヨハ理ヘンリー(25)←京都サンガF.C./期限付き移籍より復帰
MF細谷航平(22)←法政大学/新加入
MF小原基樹(23)←水戸ホーリーホック/期限付き移籍より復帰
FW大橋祐紀(27)←湘南ベルマーレ/完全移籍

【OUT】
GK林卓人(41)→現役引退
DF住吉ジェラニレショーン(26)→清水エスパルス/期限付き移籍
MF土肥航大(22)→栃木SC/期限付き移籍先変更
MF仙波大志(24)→ファジアーノ岡山/期限付き移籍期間延長
MF柴﨑晃誠(39)→現役引退
FW棚田遼(20)→いわきFC/期限付き移籍
FW鮎川峻(22)→大分/期限付き移籍期間延長
FWナッシム・ベン・カリファ(32)→アビスパ福岡/完全移籍

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