日本初の株式会社による専門職大学院で、[SEAD(Science/Engineering/Art/Design)]4要素の融合をコンセプトとして、デジタルコミュニケーションを駆使し、社会に新しい産業や文化を生み出すリーダーを輩出するデジタルハリウッド大学大学院(本校:東京都千代田区 学長 杉山知之 以下本大学院)では、「AI Bricolage(ブリコラージュSession」と題した公開セミナーを、2023年11月14日に1st session「結界の融解」、2024年1月17日に2nd session「漂流する思考」というテーマで開催し、多くの方にご参加をいただきました。

本セミナーは引き続き、本大学院の福岡俊弘特命教授と木原民雄研究科長がモデレーターとなり、全6回のセッションの開催を予定しています。

2024年3月14日(木)には、慶應義塾大学教授の栗原 聡氏をkeynote speakerとしてお迎えし、3rd session「創生と共生」を開催いたします。

【開催趣意】

画像生成AIのMidjourneyや大規模言語モデルを基にしたChatGPTなど、いわゆる生成系AIの登場は、私たちが想定していた「進化」のパラダイムを、否応なしに問い直し、考え直さざるを得ない局面を迎えています。一方、それに対する明確な答えは、まだ見いだせていません。それはAI自身が加速度的な進化の最中にあり、一方で私たちの思考の整理には絶望的に時間がかかってしまう、その対比が答えを見つけにくくしているのではないかと思います。

本連続セッションでは、様々なジャンルの有識者をお招きし、講演とディスカッションを通じて、このとても「難儀な」時代をブリコラージュしていきたいと考えます。

セッションは隔月開催による連続6回のセッションを予定しています。3rd sessionの開催概要と、4th session以降に予定しているゲストと開催日は以下のとおりです

【3rd session概要】

「創生と共生」

昨年一年間、AIをめぐる多くのメディア論調は、待望論や変革への期待と、その脅威を交互に語ることでニュートラルな立ち位置を確保する微妙なものでした。2024年、私たちはそろそろ本格的なAIとの共生に舵を切ってもいいのではないか、さらにその上でAIとともに何かを「創生」することは可能なのか。この問いを、「手塚治虫AI」の開発にも関わられた、日本の人工知能研究の第一人者である栗原聡氏を招いて、議論を深めていきたいと考えます。

■登壇者

keynote speaker:栗原 聡

慶應義塾大学大学院理工学研究科修了。NTT基礎研究所、大阪大学産業科学研究所、電気通信大学大学院情報理工学研究科などを経て、2018年から慶應義塾大学工学部教授。博士(工学)。電気通信大学人工知能先端研究センター特任教授、大阪大学産業科学研究所招聘教授、人工知能学会倫理委員会アドバイザーなどを兼任。人工知能学会理事・編集長などを歴任。人工知能、ネットワーク科学等の研究に従事。

session guest:橋本 大也

デジタルハリウッド大学メディアライブラリー館長。ビッグデータと人工知能の技術ベンチャー企業データセクション株式会社の創業者。同社を上場させた後、顧問に就任し、教育者、事業家に転進。教育とITの領域でイノベーションを追求している。著書に「データサイエンティスト データ分析で会社を動かす知的仕事人」(SB 新書)「情報力」(翔泳社)など。書評ブログを10年間執筆しており、書評集として「情報考学 Web時代の羅針盤 213 冊」(主婦と生活社) がある。多摩大学大学院客員教授。早稲田情報技術研究所取締役。

■開催概要

日時:2024年3月14日(木)19:30~21:30

会場:デジタルハリウッド大学 駿河台ホール(東京・御茶ノ水)

参加費:2,000円

参加定員:50名

イベント詳細・申込:https://ai-bricolage-3rd.peatix.com/

主催:デジタルハリウッド大学大学院

メディア協賛:角川アスキー総合研究所

【今後実施する予定のセッション

4th session 2024年5月開催「進化と忘却」(仮)

keynote speaker:清水 亮

AI研究者。新潟県長岡市生まれ。1990年代よりプログラマーとしてゲーム業界、モバイル業界などで数社の立ち上げに関わる。2005年、IPA(情報処理推進機構)より「天才プログラマー/スーパークリエイタ」として認定。株式会社ゼルペム所属AIスペシャリスト。現在も現役のプログラマーとして日夜AI開発に情熱を捧げている。

5th session 2024年7月開催「魔術と越境」

keynote speaker:武邑 光裕

1954年東京都生まれ。日本大学芸術学部文芸学科卒業、1978年同大学芸術研究所修了。メディア美学者。日本大学芸術学部、京都造形芸術大学、東京大学大学院、札幌市立大学で教授職を歴任。1980年代よりメディア論を講じ、インターネットやVRの黎明期、現代のソーシャルメディアからAIにいたるまで、デジタル社会環境を研究。2013年より武邑塾を主宰。2017年よりCenter for the Study of Digital Life(NYC)フェローに就任。

final session 2024年9月開催「言霊の行方」

keynote speaker:松岡正剛

編集工学研究所所長、イシス編集学校校長。角川武蔵野ミュージアム館長。

70年代オブジェマガジン「遊」を創刊。80年代に「編集工学」を提唱し、編集工学研究所を創立。その後、日本文化、芸術、生命科学、システム工学など多方面におよぶ研究を情報文化技術に応用しメディアやイベントを多数プロデュース。著書に『知の編集工学』『フラジャイル』『日本文化の核心』『ルナティクス』『見立て日本』『松岡正剛の国語力』「千夜千冊エディション」シリーズほか多数。

【本イベントに関するお問い合わせ先】

デジタルハリウッド大学大学院

AI Bricolage Session事務局

イベントお問い合わせフォーム

https://forms.gle/iwmdQNxuirZPEotX9

デジタルハリウッド大学大学院について】

https://gs.dhw.ac.jp/

日本初の株式会社立の専門職大学院として 2004 年に開学。

超高度情報化社会においてデジタルコミュニケーションを駆使し、社会に変革を起こすリーダーを輩出すべく、創発的学究領域 SEAD(Science/Engineering/Art/Design)の4要素をバランス良く身につけ融合し、理論と実務を架橋する人材育成を行う。新規事業プランニングとプロトタイピングなど、院生のアイデアの実装およびスタートアップ支援により、「令和4年度大学発ベンチャー調査」(経済産業省)では全国大学中13位、私立大学中5位となっており、多数の起業家を輩出している。

本大学院では、本学在籍の院生・修了生の起業・事業支援に注力しております。デジタルコミュニケーション領域での産学協同研究にご興味をお持ちの方、本学への入学を検討されている方、また企業の皆様は下記よりお気軽にお問合せください。

デジタルハリウッド大学大学院事務局】

TEL:0120-019-236  メール:daigakuin@dhw.ac.jp

配信元企業:デジタルハリウッド株式会社

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