毎月シネマ歌舞伎を映画館で上映する『月イチ歌舞伎』。2024年の上映も決定し、ラインナップが発表となった。

今回、 新作としてラインナップに入るのは、大人気ゲーム 「刀剣乱舞 ONLINE」の初の歌舞伎化作品として昨年新橋演舞場で上演され話題をさらった『刀剣乱舞 月刀剣縁桐(とうけんらんぶ つきのつるぎえにしのきりのは)』。審神者(さにわ)と呼ばれるプレイヤーが刀剣の付喪神(つくもがみ)である刀剣男士を成長させ、歴史改変を企む時間遡行軍(じかんそこうぐん)との戦いに挑むというゲームの世界観をそのままに、 二役の演じ分けや義太夫を用いた場面など、古典的な演出も加わり歌舞伎ならではの作品となっている。

さらに、歌舞伎界のゴールデンコンビ 片岡仁左衛門、坂東玉三郎 共演の『ぢいさんばあさん 』(2010年2月歌舞伎座公演を撮影)。 悲劇によって引き裂かれても変わることのない夫婦愛を描いた名作だ。

その他、勘九郎、七之助、松也によるコクーン歌舞伎の舞台を撮影したNEWシネマ歌舞伎『三人吉三』や、仁左衛門と玉三郎の配役で36年ぶりに上演され評判をとった『桜姫東文章』 など、バラエティに富んだラインナップで計11作品を上映する。

また、「シネマ歌舞伎の次はぜひ劇場で生の舞台を体験してほしい」という思いを込めて、歌舞伎座のチケットなどが当たるキャンペーンが開催となる。詳細は公式サイトにて確認してほしい。